今日も山を登って来ました

山登りへの思いやレポートを写真で紹介するブログです

富山で本当にやれて良かった山登り5選

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三年間の富山生活を振り返ってみて、本当に行けて、登れて良かったなぁと思える山行を5つ振り返ってみました。自分の富山での成果とも言える5選になります。

富山や北陸に行く機会があれば、と言うか、遠くても無理してでも登って欲しい山ばかりなので是非挑戦してみては如何でしょうか。本当に凄い山ばかりなのでおススメです!

 

※でもどれも正直キツくて危険だったりもするので初心者の方や軽いノリでは行かない事をお勧めします。

 

①下ノ廊下・水平歩道

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山登りをしてる人なら一度は憧れる、富山黒部渓谷の断崖絶壁に設けられた道を延々と歩く大秘境ルート。富山に行ったら絶対に行かなければと思ってた場所です。

黒部ダムか、黒部トロッコ列車からアクセスしますけど、雪の関係で歩けるのは秋期のみ。

歩き抜けるのに特に高度な技術は特に必要無いですが距離が30km以上あり、その7割は崖スレスレを歩く道。長くて危険な上、出入口の乗り物の最終の時間制限付きなので一日で抜けるのはアスリートでもまず無理。中間地点の阿曽原温泉で小屋泊かテン泊の一泊が必須です。

実は毎年谷に人が落ちて亡くなってますけど、黒部渓谷の川や谷や滝等の渓谷美がこれでもかこれでもかと堪能出来き、関西電力発電所巡りも楽しく見所や撮影スポットが多めで飽きさせません。

下ノ廊下は抜けるだけでなく、途中に仙人池や池の平方面への道もあり、行きたかったけど結局行けなかったのが心残り。登山を続けていたらいつかチャレンジしたいです。

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②毛勝山・毛勝三山

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剱岳のすぐ隣に位置していて、僕が住んでいた富山県魚津市にある山。実は日本二百名山だったりしますが、この山を知らない人も多いかと思います(僕も来るまで知らなかった)。毛勝山、猫又山、釜谷山の三つが合わさって毛勝三山と呼ばれていて、その山容はかなり立派。富山からはかなり目立ってますけど、でもすぐ横の山が剱岳のせいで、なんとなく地味でマイナーな存在なのが可哀想。

そしてその毛勝山をいざ登ろうとすると結構大変で、一応一般登山道がありますけど釜谷山や猫又山への道はほぼ無く、もし三山を縦走する場合は雪でルートが出来て、登山口へアクセスする道路が開通する残雪期限定。バリエーションルート扱いなんです。

毛勝山の正面の毛勝谷には、雪が積もると巨大で壁的な滑り台みたいな大雪渓が出現し、残雪期にはそこをひたすら登っていきます。これが結構エグ楽しくて、雄大富山湾を眺めながらの大雪渓登りは恐らく白馬や針ノ木よりスリリングでアドレナリン出まくり。しかも毛勝山から三山縦走中は大迫力の後立山やバカデカい剱岳を常に拝む事が可能。こんなミラクルなルートは中々無いと思います。

結構ハードな上、滑落や雪崩、踏み抜きなど多少危険は伴いますけ本当に凄い体験が可能。

完全に富山の穴場です。

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③鍬崎山

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富山生活最後に登った山。この山もまた富山から良く目立ち、ピンと尖った山容なので富山のマッターホルンと呼ばれていて日本三百名山です。

アルペンルートシャトルバスで立山室堂に向かっている途中で鍬崎山が良く見えて、毎回この山の徳川埋蔵金伝説の解説が流れるのでかなり頭に刷り込まれてました。

早いとこ登りたいと思っていましたが、距離も長めで標高差があり地味にハード。夏はハンパなく暑いらしく、冬は雪深過ぎて容易に近づけないとの事でずっと後回しに。

登りたい山は大体網羅してたので、最後に心残りだったこの山を登ってみたところ、とんでもない立山連峰の絶景が展開してビックリ。感動しまくりました。まさに立山展望台って感じで他にこんな風に立山を見れる場所は無い気がしています。

ただ、やはり雪深くてかなりハードでした。例えるなら冬の常念東尾根って感じでしょうか。でも苦労してでも登るべき山には間違いないです。

ここも行くなら雪が減ってそこまで暑くない残雪期が狙い目なのかもです。

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④赤牛岳・雲ノ平

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北アルプスは広大で、裏銀座と呼ばれるエリアの奥地が最深部となり、下界から最も遠い場所となります。

そこに最後の秘境と呼ばれる雲ノ平と言う場所があり、ここもまた登山ファン憧れの場所なんだとか。でもお恥ずかしながら、僕は富山に行くまでここの存在を名前ぐらいしか知りませんでした。

雲ノ平とは薬師岳水晶岳黒部五郎岳に囲まれた平な台地みたいなとこで独特の地形の場所。行くのにかなりの時間と労力がかかりますけど、その立地のせいかとにかくその景色が浮世離れしてファンタジー。まさにファイナルファンタジーって感じの場所なんです。

有名でオシャレな雲ノ平山荘もあるので絶対行って損はなく、しかもこのエリアに日本で一番遠い温泉として有名な高天原温泉と言う野湯もあります。

行く時は新穂高高瀬ダム、富山の折立からアクセスしますけど、どれもハンパなく遠くて、かろうじて近いのは富山の折立の気が。僕は富山にいたので折立からアクセスして、結局雲ノ平には二回しか行けませんでした。

そして、北アルプス最深部には赤牛岳と呼ばれる日本二百名山があります。どこの登山口からでも往復50km以上ありとにかく遠い。僕は雲ノ平をベースキャンプにしてなんとか辿り着きましたけど中々壮絶で、本当に良い思い出になりました。北アルプスのボスは一般的には槍ヶ岳剱岳と言う感じでがしますけど、赤牛岳はジャンダルムと肩を並べる裏のラスボスって感じだと思います。

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剱岳・早月尾根

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早月尾根とは剱岳に登る為の有名なルートで、馬場島がキャンプ場と言うところからアクセスします。馬場島キャンプ場はとても綺麗で静かでいいとこです。

早月尾根はかなり難易度が高くて上級者しか登ってないイメージがありますけど、別にそんな事もなく、色んな人が登ってます。

僕も初めて登った時は死ぬんじゃないか、怖いんじゃないかとドキドキしましたけど、道もちゃんとしていて、ひたすらしんどいだけで普通に登れました。

でも日帰りとなると楽ではなく、難しくはないですけど滑落死亡箇所もチョイチョイあるので、途中の早月小屋で一泊してじっくり登るのが無難なのかもしれません。トレラン系の人がジャンジャン登っていて、日課の様に登っている人とかもいて、何分で行って帰って来れるかタイムアタックをやってる人もいます。

でも剱岳と言えばやはり岩と雪の殿堂。雪のある時に一度登ってみたくて残雪期にもチャレンジしましたけど、労力も危険度も跳ね上がってマジで死ぬかと思いました。夏とは全く別モンです。もうあんなのは二度とやりませんけど、登山人生の中で本当に良い経験になりましたし、本当にクレイジーな山行でした。

もし残雪の剱岳に行くなら、早月小屋の人が斜面の雪切りをした開山後にどうぞ。ちなみに冬の早月尾根には立ち入り禁止で、入る場合は警察に届出が必要なんだとか。まぁそんな時期に行く事はないですけど。

今度剱岳を登る事があれば、次はテント担いで普通に立山室堂側から行ってみたいです。

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【番外編】 笈ヶ岳

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富山と石川と岐阜の県境にある日本二百名山。なのに何故か登山道が存在しない山。

じゃあどうやって登るんやねんってツッコミたくなるし、なんでこんな山を二百名山に選定したんよって言いたくなるけど、確かにとても立派な山です。

登山口から山頂までなかり距離がある上、夏は道が無いどころか深くガンコな薮に覆われているからまず接近は不可能。この山もまた、登るなら雪で道が出来きて登山口までの道路が開通する残雪期限定。

かなり人を選ぶ感じの玄人好みな山だけに、ルートもその景色も秘境感がハンパなく、ハードな上スリリングでなかなかこんな体験は出来ないと思います。辛かったけど今思うと本当に楽しかったかも。

富山に行って無かったら存在すら気付かなかった山だと思いますけど、この上ないアドベンチャー体験が可能で、ストイックな山好きな方に是非おススメしたい山です。

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と言う感じで、東京で山登りをしていたらまずやらなかった山行ばかりで、こんな貴重な体験が出来て富山には本当に感謝。いつかまた行く事が出来ればいんですけどね。

 

ではでは

 

鍬崎山から富山の自分にさようなら

鍬崎山(標高2090m 日本三百名山

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あわすのスキー場からピストンルート

登山日 2023/3/19(日)

総歩行距離 12.4km/累積標高差↑1711m↓1711m

体力度★★★★★

危険度★★★☆☆

絶景度★★★★★

※あくまで個人的な感想と計測

 

【コースタイム 】

あわすのスキー場→大品山→独標→鍬崎山山頂(ピストン)

・登りCT5:15 →結果7:15

・下りCT4:10 →結果3:30

・トータルCT9:25 →結果10:45

※トータルに昼休憩時間は含まない

 

【登山口と駐車場】

あわすのスキー場無料駐車場450台。車で2、3分のところに公衆トイレもあります。

 

【地図等の詳細データはヤマップにて】

https://yamap.com/activities/23087341

 

 

鍬崎山から富山の自分にさようなら

 

あれは二月に入った頃だろうか。突然部長にビデオ通話に招待され、次年度の部の体制について説明された。思ってたより変わってなかったけど、僕の室が丸ごと富山から東京に移されていた。

それからと言うもの毎日ずっと今の生活が終わってしまう不安や、これからの仕事の事とか生活の事とか家族との事とか色んなことが頭の中をぐるぐると駆け巡ったけど、結局のところ正直ほっとしている自分がいた。

富山や単身赴任生活が嫌だったと言う事では全然なくて、この三年間継続され続けた山登りと仕事しかしてない生活のループがついに終焉を迎えるからだった。このループは今の自分にとって、とても幸せな事だった反面、ある意味呪いみたいなものにもなっていたから。

 

人は生まれた瞬間からある程度能力や役割が決定していて、早いうちから自分でそれに気付き、人生を通じてその役割を全うできる人が幸せなんじゃないかと、富山に来てから良く意識する様になっていた。

逆に、そうじゃない事を役割だと思いこんでやり続けていたり、親や他人からこれが役割だと言い聞かされてやってたり、自分の役割に気づかずに日々を消費している人は何が楽しくて毎日を送っているのか。

いつも会社で部下や同僚を見ているとつくづくそう感じたし、自由を放棄して社畜と化した自分に時々気付いてがっかりしたりもした。だから自分の娘には出来ればこんな大人になって欲しくないし、こんな会社で働いているサラリーマンみたいになって欲しくないから、勉強やら学歴なんかを気にするより、早い段階から自分の役割に気付いて、それを意識してもらう為には何を教えて伝えればいいのだろうかと日々考えたりもしていた。

いったい何の話をしているのって思うかもしれないけど、つまり自分の生まれ持った能力を仕事や趣味に活かせてる人はいいけど、明らかに才能も無いのに努力したり、続けていても時間と労力と金の無駄なんじゃないかと言う事。それが全て無駄は言わないし、本人がそれを楽しいと思い込んでいるなら別にそれでいいんだろうけど、人生は有限であって早かれ遅かれいつかは終わるから、その限られた時間を無駄な物に使うより、少しでも自分の役割や可能性にまわすべきだ。

人は皆、毎日に不満があってもそこそこ暮らせていれば別になんでも良くて、現実から目を背けながら未来の事もまともに考える事もせず、いつかなんとかなるだろうと信じて時の流れに身を委ねているだけなんじゃないのか。

本当にそれでいいのか。人生はマルチエンディングになっていて、自分が望むならハッピーエンドはきっといくつも用意されているはずなのに。

 

みんな思い込んでいる。昨今の多様性を重んじようとする風潮の中で、ネットやSNSの普及によって美味そうな話やデマが氾濫し、普通っぽいけど普通ではない一般人も登場し始めた。そして彼らは芸能人でも有名人でもなんでもないのに自分を凄い奴だとアピールする。するとそれを見た別の一般人が、この人みたいに行動したり着飾れば、自分ももっと華やかで楽しい毎日が待っているじゃないか、色んな人に承認されてチヤホヤされるじゃないか、もしかしたら楽して金持ちになれるんじゃないかと妄想し始める。

一昔前は夢のまた向こう側だった出来事が、SNSで一気に身近になった。アイドルとか有名人じゃなくても、こんな普通の人がこんな風にやれてるんだから、自分もあんな風にやれるんじゃないかと勘違いする人間を量産させてしまった。

みんな何かに憧れて夢を見る。それは別にいい事なんだけど、その夢は近そうに見えるだけで全然近くもなんとないんだ。夢を目指す事と夢に依存する事は全然違う意味なんだよね。

 

運動や体を動かす事、他人と集団で何かする事が子供の頃から大嫌いだったのに、健康の為に始めた山登りは、富山に来た事をきっかけにエスカレートして毎週狂った様に山を登り始めた。

色んな人とも出会い一緒に山を登ったりもしたし、自分には関係のない事だと見て見ぬふりをしてきたSNSも時代に取り残されない様に始めた事で、会った事もない不特定多数の人達との交流も始まった。これまでの自分では考えられない事をしていた。

ものごころがついてから運動で全くいい思いをして来なかったせいか、SNSで凄いって褒めてもらった事がとにかく嬉しくて、もっと褒められたいと思ったし、もっと強くなりたいと思う様にもなった。

その為に人生でずっと避けて来たランニングも始めたし、何を血迷ったのか一生縁がないと思っていたフルマラソンにも出たりしていた。

身体能力に優れた人達と山を登っていると、自分も凄い人間になっているんじゃないかと錯覚したし、やがて他人のタイムとかも気にする様になっていた。TJARの選手を見て、遥か遠くにいるはずの人達なのに何故か身近に感じてしまっている自分がいた。

こんならしくない思考や行動ばかりし始めた自分に少なからず違和感は感じていたけど、新しい事に挑戦するのはいい事だし、なんとなくまた新しい自分になれる気がしてとてもポジティブな気持ちになれた。

毎週山を登って平日は仕事から帰ったら写真の整理とブログの編集をする。その合間を縫ってランニングしたりジムに行く。仕事のストレスや疲れを癒す為にたまにしか行ってなかったサウナも回数が増えて日課になりつつあった。余計な事を考える暇も無く、毎日がとても充実していたし凄い速さで過ぎていった。

山の事だけ考えていられるならこんな生活も全然ありかもしれないし、収入でもあれば話しは別なんだけど、現実は一銭も入ってこないから本業である仕事の事を考えなきゃいけないし、1人暮らしだから家の事もやんなきゃいけなくて毎日全然時間が足りてなかった。

これでどんどん体力がついたり、足が早くなったり痩せたりすればまだ良かったんだけど、そんなのは最初の1年ぐらいでその後は逆に衰えていったし、だんだん怠けて体重も元に戻った。疲れもどんどん溜まり平日も地味にしんどかったりして、モチベーションは下がる一方だった。

そのうち段々と普通の生活がしたくなって来て、もう山で頑張りたくないと何度も思う様になった。どうせ山を登るならハードな山ばかりではなくてもっと静かでのんびりとした山登りがしたかった。心がすく様な景色に包まれて自然と一体になり、ただ癒されたかった。

だからなのか誰かと一緒に山に行って相手を常に気にかけたり、相手に合わせて歩くのも嫌になったし、気づくと一人で山に入る回数は増えていた。誇らしげにハードな山登りばかりしている人やみんでリア充アピールしてるSNSの写真とかを見るのも嫌になって、少しウンザリもしていた。

何故山を登るのか。本当に山が好きで登っているのか。やがて自分にそんな問いかけを良くする様になったけど、今自分は好きな事を人生で一番一生懸命やっているんだと言い聞かせてこのループを三年間ひたすら継続させてきた。

 

部長から単身赴任解除の話を聞いた時、素直に助かったと思ったし、同時に絶望に近い脱力感みたいなものにも包まれ、そして気付いた。

僕はずっと勘違いしていたんだ、と

ある日突然、広大なアルプスと海に囲まれたオープンワールドのゲームみたいなリアルで非現実的な世界に放り込まれた。しかもその世界はコロナでルールが書き換えられてしまっていた。最初何が起きているのか良く理解出来なかったけど、僕は何故かこんな世界の中でまた何かが始まる予感がしたし、もしかしたらまた違った何かに生まれ変われるかもしれないと思った。それはずっと昔に味わった事のある懐かしい感覚だった。

 

インターネットなんて殆ど使われて無かった時代、新幹線の車窓から雪が積もった静かな東京のビル群を眺めて何かが始まる予感がしたし、田舎で絶望していた自分にとってあの風景は希望にしか映らなかった。

富山に来た時も新幹線から真っ白な立山連峰を見てあの時と近い気持ちになっていた。僕は北アルプスを歩きながらどこまでも続く雄大な山の風景に、若い時に見た東京の街の記憶を重ね合わせていたのかもしれない。

この三年で北アルプスの主要な山は全部登った。自分が富山にいる間にやろうと思ってた事はほぼ全て済ませた。こんな事が出来たのも、自分はもしかしたら凄い奴なのかもしれないと思いこんで来た勘違いのおかげだ。

それは大いなる勘違いだ。

富山に来た時にあんなに胸を高ぶらせながら入って行った巨大なアルプスは今はもう未知の世界ではない。

この世界からいなくなる前に、最高の立山連峰富山湾を眺めに行こう。そして勘違いをしながらも、ひたすらもがいて来た自分とそうさせてくれた富山にお別れを言おう。

ちょうど3年前、雪の烏帽子山から立山後立山連峰に自己紹介をしたように

 

 

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・日曜でピーカンなのに車が2、3台しか停まってない、あわすのスキー場の駐車場


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・AM6:40 ではお別れ会を始めましょうか。久々のハード登山でなんか気が重い


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・ゴンドラは動いてないし、動いてても乗れないらしいから、右のゲレンデを登っていく


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・いきなり急な感じ(汗。ギリギリツボ足で


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・今日の景色は期待できそう


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・AM7:10 ゴンドラの上まで登りきって第一関門突破


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・休憩しながらアイゼンを装着。ここから先が本番


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・二年前に来た時も、本当に登山口なのかと不安になった気が


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・オーケーです

 

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・トレースも無く急な上にさっそくズボり始める…


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・パイプに沿って


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・第一核心部のプチナイフリッジ


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・あさひ


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・緩やかになって快適に


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・写真を撮っていたらスポーティーなオジ様に抜かれる。トレースよろしくお願いします

 

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・久々に樹氷見たけどめちゃキレイ


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・先は長すぎなんで、温存しながらゆっくりと


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・AM7:55 次のチェックポイントのダム。そして休憩。僕の他にもソロのワカモノが休憩中


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・ダムの先はまた急登モード(汗

 

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・こんな見事な樹氷の森をこの時期に見れるなんて


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・雪が深くなって参りました


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・しんどい&長い


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・本格的にズボり始めたし…


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・大品山の山頂はまだか(汗


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・AM9:10 やっとで登りきると大日岳が!


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・あのカール登ったなぁ。立派なカールだったし楽しかった

 

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・すぐあっちが大品山の山頂。雪ズボズボやし行くの面倒だから今日はパスで。前回来た時は雪が多すぎてで大品山で撤退しました。


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・でも今日の目的地は向かうに見える鍬崎山。ここまでもまあまあしんどかったけど、これまでは前座みたいなもんでここからが本番。鍬崎山遠すぎ(汗


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・するといきなりドバーッと下る。折角登って来たのに結構下る。帰りが不安


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・さっきすれ違ったワカモノが先を行く。これで少なくとも僕の前にスポーティーなオジ様とワカモノがいるから、二人でトレースに続けば体力を温存出来るはず


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・再び登りになると傾斜も雪の深さも一気に増して本気モードへ(汗


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・今日山頂で最高の立山が拝める事をただ祈るしかない


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・でも雪がハンパない。かなりしんどくてチョット先行きが不透明になってきた


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・振り返ると大品山がいる


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・ヤバい、雪深くてまともに歩けなくなって来た。しかも雪質がイマイチ過ぎで、アイゼンの下にどんどん雪がヘバリついてでっかいダマになりまくりで最悪(汗


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・オジ様とワカモノが休憩中。距離を置いて進んでいたのに追いついてしまったのか


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・オジ様がワカンをつけてたから僕も装着。ワカン久々過ぎて着け方が良くわからんから適当


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・ではまた二人の後に続く


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・本格的にラッセルモードに(汗。ワカモノはワカン忘れたらしくて腿まで抜きまくってる


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・ワカモノが可哀想。ズボりまくって全然前に進めてない。もはやこれまでか


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・期待していたオジ様もボチボチヤバそうで…

 

AM11:00 すると突然オジ様とワカモノは、全然前に進まないし、もう時間切れだから登頂は諦めて撤退するするとのこと。

 

今日の僕の目標は、どんな手を使ってでもいいから、どれだけ時間がかかってもいいから、日が暮れてでもいいから鍬崎山を登頂する事。本当に今日が最後で次はないのから。

これまで有り難く二人のトレースを使わせてもらって体力と足の耐久力を温存してきたけど、もはやこれまでか。この先はなんとか自力で進むしかない


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・二人に14時リミットで行けるとこまで行ってみると伝えると、一人で先へ。鍬崎山の山頂はまだ遥か先


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・ワカンがあるからまだ歩けてる気もするけど、ずっと急登だし、雪がヘバリつくしでかなり辛い展開。半分諦めモードへ


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・そして遂にガラスの足にお迎えが…。いつもの様に両腿が激攣り(涙。まだ体力は残ってるのに歩く事が出来ず、痛みに耐えながら呆然と立ち尽くす。

とりあえず水分をとって足の回復を待つしかないけど、こうなってしまったら多少回復してもまたすぐに攣るだろう。もうこれ以上は無理か。時間もかなり押してるし…

 

三年間の富山生活最後に、有終の美を飾ろうと思って鍬崎山に来たつもりが、やっぱだめだったと言うオチに。かなり苦しい展開になるのは予想していたけど、まさか本当にこんな最後になるなんて…。

最近仕事とか異動の準備に追われ、二月からずっと怠けてトレーニングとかランニングを全くして無かった事を恨むしかない。こんな事になるならもっと確実に登れるユルい山をセレクトするべきだったな。

いい加減疲れたからこれを機にもう山登りやめようか…

なんて思いながら立ち尽くしていると

 

 

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・するとなんと後からさっきの二人が登って来た。

僕が14時まで粘ると言うからやっぱり引き返さずに登ってきたみたいで。再び三人で協力してラッセルして山頂を目指す事に


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・二人はワカンを外していたから、僕もワカンを外す事に。足をかばいながらまた二人の後に続く。

ちなみにここは多分鎖場がある核心部のとこ。ミスると左手に落ちます


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・大品山から大分進んだはずなのに山頂まだまだ先(汗

 

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・PM12:05 なんとか独標へ。水とアミノと塩分を補給して大勢を立て直す。何故かさっきよりは足が回復して来て少し安心。この調子でなんとか山頂まで辿り着きたいところ


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・この前見た白山

 

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立山が凄すぎて息を呑む。早く山頂からこの絶景を拝みたい。


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・二人と一定距離をとりながら着いて行く作戦発動中


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・歩いてたらこの辺りでオジ様が胸ぐらいまで踏み抜いてい落ちた(汗。ワカモノもハマっていた。後半にこんなトラップがあるとはめちゃ怖い…。二人には申し訳ないけど、やっぱ先頭を歩きたくないです


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・鍬崎山を目指してるのは本日三人だけかと思ったらバックカントリーのソロの人が滑り下りて来た。山頂まで行けたらしくて、山頂もう少しだと言っていた。

でも全然もう少しでは無かったけど


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・つらら


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・大品山以降はずっと凄い急登。流石富山のマッターホルン。ハンパないです。でも二人の後をキープする作戦のおかげか、さっきより回復して来た気がするのは気のせいか


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・ちょっと山頂が近づいて来た気がする。先頭のオジ様が慎重にルーファイしてくれてます


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・相変わらず付かず離れず戦法発動中。二人に追いつかない様に一定距離を保って進む。ラッセルもしてもらって本当に申し訳ない。また足が攣ってぶっ壊れるのが本当に怖いんです


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・でも二人が苦しそうだったので、流石に先頭へ


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・今日の登山をかなり苦しめてる原因。ラッセルだけならまだしも、アイゼンに雪がコビりついて足が重いし、しかもグリップもしずらくなるしで。鍬崎エリアに入ってからはずっとこんな感じ…


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・僕はまた力尽きてしまい後退して二人が再び前へ。本当に助かります。それにしても激しい(汗

 

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・久々に凄いとこ登ってます


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・そして山頂が射程圏内に


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・オジ様がかなり苦しそう…。殆ど先頭にいたんだから仕方ない。ワカモノと僕が前へ


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・ウイニングロード

 

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・PM13:55 遂に鍬崎山登頂完了!

一度は諦めかけたけど、引き返さなくて本当に良かったと思うしかないです(涙

ネットで良く見る鍬崎山の標柱の写真撮りたかったのに、雪に埋もれて何処にも見当たらず


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・少し雲がかかったけど、とにかく立山の大展望が想像以上で。剱岳もちゃんと見えているし、こんな立山の大展望を見たのは始めてかもしれない。

鍬崎山の他にこんなに凄い立山を拝める場所は他に存在するのだろうか

 

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・富山に来て三年間、本当にありがとうございました!

これまで山を登り続けて来てこんなストイックな毎日にだんだん嫌気がさして、時にはウンザリして、もう山登りなんてやめたい、やりたくないって思った時もあり、山と距離をおく事ばがり考える様になっていたけど、この三年が無かったら僕は今頃いったいどんなオヤジになっていたんだろう


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・思い出の薬師岳

富山に来た最初の初冬、始めて雪の薬師を登った時に北アルプスって凄いな、もっと北アルプスを知りたいな、もっと強くなって隅から隅まで全部歩いてみたいなと願っている自分がいました。


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・遥か西の果てには御嶽山

 

僕はこの三年間に何度も立山を登って来ましたが、こんなに凄い立山を、こんな奇跡みたいな山の眺望を見た事がありません


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・毎日眺めて来た富山湾とも今月でお別れ

海が近くにある生活は初でしたが、晴れた日に海岸線をランニングしたり、能登半島へ沈む夕日を拝んだりと、夢の様な生活でした。その夕日をもう見れなくなるなんてちょっと考えられられないし、想像出来ません。

やはりまだ色々と気持ちの整理が出来てないし、まだ実感も出来ないけど、本当にこの生活が終わってしまうんですね

 

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・帰りも長いからではそろそろ帰ります

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・富山最後の山登りに、雪の鍬崎山をセレクトするなんて、我ながらナイスなチョイスだったかも!夏はハードな上にかなり暑いって聞いていたからずっと後回しにしてました

 

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・オジ様とワカモノの二人に会ってなかったら絶対登頂出来なかった。それが富山最後の奇跡としか言いようがなくて。

こんな事言いたくないけど、やっぱり神様っているんですかね。

 

僕は東京に帰ってから一体どうすればいんですか。どんな気持ちでまたこれから前に進めばいんですか。

本当にまた元の世界に戻るべきなのか。僕はそれを望んでいるのか、

まだ良く分からないけど、東京に帰って少しゆっくりしたいし、まずは再び始まる新しい生活に慣れなければと思います。

 

これまで三年間ありがとうございました

またどこかでお会いしましょう!

 

【このブログの見方ガイド】

www.kyouyama.com



荒島岳から白山を眺めに

荒島岳(標高1523m 日本百名山

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山スキー場跡からピストンルート

登山日 2023/3/11(土)

総歩行距離 8.6km/累積標高差↑1224m↓1224m

体力度★★★☆☆

危険度★★★☆☆

絶景度★★★★☆

※あくまで個人的な感想と計測

 

【コースタイム 】

勝原スキー場跡→登山口→中荒島岳荒島岳山頂(ピストン)

・登りCT3:50 →結果3:03

・下りCT2:50 →結果1:45

・トータルCT6:40 →結果4:48

※トータルに昼休憩時間は含まない

 

【登山口と駐車場】

勝原スキー場跡の無料駐車場があります。100台ぐらい駐車可能?トイレもありますけど冬期は閉鎖かも。人気のせいかすぐに満車になるみたいです。

 

【地図等の詳細データはヤマップにて】

https://yamap.com/activities/22905995

 

 

荒島岳から白山を眺めに

 

ちょうど三年前、半分山登りが目的で単身赴任を快諾して富山に来たわけだけど、山登り好きの自分にとって北陸と言う場所は想像以上に魅力的な場所だった。

最初は北アルプスばかり登るつもりだったけど、実際に蓋を開けてみると北陸には北アルプス以外にも自分の知らない未知の山域が広がっていた。

そしてそんな山域の一つが白山連峰だった。

初めて白山エリアに進出した時は、予備知識が無さすぎた事もあり本当にワクワクしたのを今でも覚えている。

白山は一つの山ではなく幾つかの山の集合体でとにかく雄大で巨大。例えるなら北陸の八ヶ岳御嶽山の様な場所で、北アルプスを登っていると、いつも遥か遠くの地平線に大きな雲の様に白山の峰々が見えた。

白山の自体はとても人気の登山スポットで、夏には交通規制が行われる程沢山の人が登りに来るけど、その周辺にも様々な山があり、初心者を近づけない様な、玄人好みな雰囲気が漂っている。登ってみたい山は沢山あったけど、殆ど行けてないのがとても心残りで。

関東からは遠すぎて、あまり馴染みの無い人も多いかもしれないけど、白山連峰は山登りを語る上では絶対に外せない場所である事には間違いなく、毎年一度は訪れたい場所だと思う。

 

今回そんな白山をまた登りたくなって、というか、

ちゃんと眺めたくなってその隣にある荒島岳に登りに行く事にした。

荒島岳は福井の誇る日本百名山だ。

僕はこの山についてあまり深く考えた事はないけど、標高が1500m程しかなく、なんでこんな低くて地味な山が日本百名山に選ばれたのかって言う人もいるらしい。

一説では日本百名山の著者である深田久弥の地元で、幼少期からこの荒島岳を見て育ち、親近感があると言うか、お情けで百名山に選定したのではないかと言う説もある。

二年前にそんな荒島岳を見てみたくなって登ってみたものの、あいにくの悪天候となり登頂はしたものの、真っ白で何も見えなかった。そのせいか日本百名山感はやはり僕にも感じられなかった。

荒島岳もまた夏よりも冬の印象が強い山で、本来であれば山頂からは白山や北陸の山々を一望する素晴らしい冬の大パノラマが広がるらしく、やはりどうしてもそれを拝んでおきたくてもう一度荒島岳を登ってみる事にした。

もしかしたら今回がラストチャンスかもしれないから

 

 

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・夜中3時に家を出て福井県勝山市へIN


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・やたらと恐竜推しな道の駅でトイレ休憩&スタンバイ

 

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・やたらと恐竜推し

 

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・やたらと恐竜推し


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・では、GO TO 荒島岳

 

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勝山市から大野市に入ると本格的に荒島岳が見えてくる。

大野富士と呼ばれるだけあっていい感じに尖っているけど、その横に伸びる裾野に色気を感じるのは僕だけ?

 

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・予想以上にいい感じの荒島岳に接近中。前回は曇ってその全貌が見えなかったから、今回はそれが見れて嬉しい限りで

 

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・この鳥居見覚えアリ


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・AM6:30 既に混み気味な登山口の駐車場。まあまあ早く来たつもりだったのに。これが百名山の恐ろしさか


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・電話BOXを入山届けのポストに再利用。SDGsです


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荒島岳の全貌。妙に楽勝感が漂ようのは気のせいか


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・AM7:10 ではスタート。写真では分からないかもですけど、いきなりかなりの急登。この先を突き当たったら斜め右に上がっていく(汗


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・あさひ


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・グズグスの残雪坂


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・折り返して更に登る。雪がちゃんと乗ってきた。


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・そして更に折り返すと結構急モードに(汗。ギリノーアイゼンで粘ってみる


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・AM7:45 急登バトルの末、最初のチェックポイントであるリフト終点跡の広場に到着


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・ここが登山口なんてなんかおかしくないか


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・あぁ、しんど…。汗もスゲーかいてビシャビシャやし、休憩しがてらアイゼンを装備


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・ここからはブナの樹林帯に


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・ていうか、もはや冬じゃなくて残雪期。暑いし雪グズグスやし、地面露出多数でなんか不快


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・これを長いととるか、短いととるか


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・またドンドン急登化して来ておりまして…


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・ナゲーし


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・急登がますますエスカレート。スゲー登らされてます


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・アンドナゲーし(汗。

汗が滴りまくって目に入りまくって痛い…。頼むからもっと風吹いてくれよん


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・ダメや、魚津市民は魚津のお茶で回復するしかない!


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・やっとでちょっと緩やかになってくれた


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・目の前にデッカい荒島岳がいるんだけど木が邪魔でよく見えん


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・どうやら樹林帯の直登は終わった模様


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・横を見ると白山丸出し!コレが見たかった


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・なんか見覚えのある壁みたいなとこ…。多分ここが「もちが壁」って言うとこなんだと思う。ここから先は難所の連続だった様な


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ピッケル出すか非常に迷ったけど、ストックで行ってる人もいるからストックのままイキます


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・なんか上から人が降って来そうで…


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・振り返ると結構な高度感!


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・山頂はあの先か。二年前は真っ白で何も見えんかったけど、こう見ると実はなかなか凄いとこ


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・なんか凄い坂を皆さん登ってます(汗


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・連発急登チャレンジ。しんどいです(汗


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・神々しい白山が常に見えていてワンダフル


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・階段状に急登が続く稜線。なかなか面白いし。色んな意味でアツいです


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・このとんでも急登が最後?ちなみに右手に滑り落ちると結構ヤバめなのでご注意を。ピッケル推奨


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・AM9:55 急登を登りきると中荒島岳。ちなみにこれまでの壁みたいな急登ゾーンはやはり「もちが壁」って言うとこだったみたい


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・1500mの山とは思えない雪山の風景が広がる〜。あの稜線の先が山頂か

 

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・登るのしんどいけどかっこいいからユルす!


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・こんなとこを登ってきてます


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・山頂まですぐかと思ったら地味にまだ登らすし(汗


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・そしてついに


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・AM10:12 登頂完了!前回は真っ白で虚無だっけど今回は青空でリベンジでけぇた


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・埋もれ気味百名山

 

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・山頂は白山展望台!あったかくて皆さんマッタリ。今日リベンジして本当に正解。ちょっと暑すぎたけど

 

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・しかし白山がミラクルにきれい。次に行けるのはいつだろうか、しみじみ。

まんなかの窪んでるとこの左側が白山御前峰で右側が別山なんですね


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・経ヶ岳方面もなかなか見応えあり。登った事ないけど


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別山の更に右手方面は北アルプス

 

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・振り返って白山と反対側の眺望。向こうに見える白い山は能郷白山。未踏の山域で、行っておけば良かったと眺めながら少々後悔


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・山頂からあった側の稜線は「新下山ルート」。ちょっとそそる


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・AM10:35 大パノラマ展望にお腹いっぱいなんでボチボチ下山開始

 

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・ワンダフルな白山を眺めつつも滑落しない様に慎重に下りまっせ


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・登って来る人達の顔が死んでます(汗。なんだかんだでずっと急登な感じのルートなんでそりゃ辛いわ


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・時間も余裕だし、途中で登り返して寄り道


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・AM11:08 登りきるとシャクナゲ平って言う場所へ。登りは巻いてパスしたピーク。特に何かあるかって言ったら何も無いんだけど、ここは分岐で小荒島岳へのルートにも行けるんですよね


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・後はまたこの急で長い稜線をドバーッと下るだけ


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・残雪期ってグズグスで本当に不快(汗


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・下りはあっちゅうまで楽チン


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・AM12:14 ゴールです。本当に大人気な荒島岳でした

 

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・やたらと恐竜推しな勝山市を移動して、朝寄った恐竜推しな道の駅へ帰る


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・福井の名物のソースカツと越前おろし蕎麦とコラボで昼飯


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・福井マップを見ながらデザートのソフト


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・白山の表現がRPGのラスボスがいるとこみたいでそそる。それで荒島岳はどこ?


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・やたらと恐竜推し


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・帰りがてら金沢の金城温泉元湯へ。金沢で人気のサウナで、以前から行ってみたかったとこ


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・ここの家族風呂の貸し切りセルフサウナがいいらしいんですけど、当然大人気で予約はずっと取れない。真面目に予約したいです


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・通常は450円で、サウナな人は620円。石けんとシャンプーは無いからご注意。

デッカいバスタオルを渡されたので、サウナの人向けのバスタオルサービスかと思ったら、サウナ室で座る時に敷く用だった。こんなシステムは初。

時間が早いせいか、まだそこまで混んでなくて、4セットじっくり楽しみました。温泉もコーヒー色の茶褐色でとても良かった。金沢の温泉のお湯ってこんな感じが多いです


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・サ飯はウチの近所の良く行くラーメン屋で。いつもそんに混んでないのに本当にウマイくてヘビーローテーション

 

久々の晴れ予報と言う事で、どこの山に行くか迷いましたけど、ちょうど白山の事やガスりまくった荒島岳の事を思い出して本当に良かった。

白山は少々思い入れの強い山域だったので、今回は素晴らしい白山が拝めて満足!

雪の荒島岳は想像以上にいい感じでしたけど、凄く暑くて汗かきまくりで冬の終わりを感じました。もうボチボチ残雪期の始まりですね〜。

この春はどこの山に行くか悩ましいですけど、今月から来月は仕事や私生活が忙しくてバタバタしすぎて、まずそっちをなんとかしなきゃと奮闘中…。本当は山に行ってる場合じゃないんですけどね

 

ではでは

 

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伯耆大山の冬の縦走路の先

伯耆大山  弥山(標高1709m 日本百名山

剣ヶ峰(標高1729m)

天狗ヶ峰(標高1711m)

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大山ナショナルパークセンターから周回ルート

登山日 2023/2/27(月)

総歩行距離 8.6km/累積標高差↑1070m↓1070m

体力度★★★★☆

危険度★★★★★

絶景度★★★★☆

※あくまで個人的な感想と計測

 

【コースタイム 】

ナショナルパークセンター→夏山登山口→弥山(山頂)→剣ヶ峰→天狗ヶ峰→P1636→象ヶ鼻→ユートピア避難小屋→上宝珠越→大神山神社→ナショナルパークセンター

・トータルCT不明 →結果5:47

※トータルに昼休憩時間は含まない

 

【登山口と駐車場】

大山ナショナルパークセンターの近くの県営第一駐車場に停めました。600台駐車可能で一日1000円でトイレもあります。でも夏山登山口から少し離れているので、登山口のすぐ側にある南光河原駐車場の方に停めた方が近いですが広さが60台程度ですぐにいっぱいになりそうです。

 

【地図等の詳細データはヤマップにて】

https://yamap.com/activities/22707796

 

 

伯耆大山の冬の縦走路の先

 

ある映画評論家は言った。

面白い映画は4幕構成になっていて、最後は絶対にハッピーエンドじゃなきゃダメなんだ、そうじゃないのはクソなんだ、と。

 

僕はこの言葉を聞いて以来、映画を見る時は無意識にこの事を意識して見る様になっていた。

では4幕構成とは何か。簡単に言うとそれは起承転結の事。最近では承と転を一つにまとめて3幕構成とも言うらしく、つまりこう言う事なんだと思う。

1幕の「起」で物語の概要や主人公の動機や目的とかが明らかになり

2幕前半の「承」で予想外の問題や困難が発生し、主人公が判断を誤ったり、間違ったりして悩み葛藤する

2幕後半「転」で主人公がその困難に立ち向かう事を決心して戦いとなり

3幕「結」でその困難に打ち勝ち問題が解決。困難を思い返したり、余韻に浸る。そしていわゆるハッピーエンドへ

 

これまで山を登り続けてきて、面白くなかった事なんて滅多にないけど、その中でも特に印象に残った山行はこの面白い映画の法則の様に、4幕とか3幕構成の展開になっている気がする。

要は、全然そんなつもりじゃ無かったのに、判断を誤ったりして想定外の展開となり、悩みな苦しみながらもその困難に立ち向かうって言う流れ。

僕はいつも山を登る前に地図やルート情報やコースタイムは当然見るけど、その山の詳細情報や他人のログをあまり見ない事にしているし、綿密過ぎる計画も立てない。

それがいいのか悪いのかは別として、単純に面倒って言うのもあるけど、あまり調べ過ぎるとネタバレな感じがして登頂の感動も半減しそうだし、心の何処かでサプライズや予想外の展開を期待している様な気もしていて

 

鳥取日本百名山である伯耆大山(ほうきだいせん

東京からも富山からも遠すぎて行くのを躊躇してきた日本百名山の一つ。でも百名山だからいつかは登らなきゃいけない山だった。

中国地方は低山がほとんどで、雪なんて滅多に降らないのに、何故かこの山は冬山の印象が強くて、山頂からの景色は冬のアルプスに匹敵するぐらい凄いとの噂。

中国地方の山とは思えないピンピンに尖った白い稜線の写真が有名で、本当にこんなのが見れるのか、だってここは鳥取でしょってにわかに信じ難かったけど、もし行くとしたら冬だと決めていて。

難易度もそんなに高く無さそうで、5、6時間もあればピストンでき、週末はかなり多くの登山者でごった返すみたいだから、なんとなく冬の谷川岳とイメージがかぶる。

 

大山に行く前日、地図でルートを眺めているとふとある事が気になった。それは山頂である弥山から先に連なる立ち入り禁止区域だった。

そのエリアには剣ヶ峰や天狗ヶ峰と言った聞いた事あるような名前のピークがいくつかあって、しかも剣ヶ峰は主峰の弥山よりも標高が高い。僕はそれを見て、剣ヶ峰がネットとかで良く見る尖った稜線の場所である事にすぐに気づいた。なるほど、そういう事かと。

もう少しその立ち入り禁止区域について調べてみると、火山の警戒レベルとかで立ち入り禁止では無く、単純に稜線が尖って危険な上、地面がもろくて崩壊が始まっているらしく、夏であっても歩くのはダメみたい。

逆に冬は稜線に雪がつくからまだ歩けるらしいけど、ナイフリッジな道のりが危険で滑落事故とかも多発してるみたいだから、侵入は控える様にとのこと。冬期限定ルートで自己責任ってやつ。

でも僕の今シーズンのコンセプトは旅気分で百名山ピークハントなので、登頂出来て綺麗な写真が撮れればそんなルートはどうでも良く、遠路遥々鳥取まで行くんだから、前回の蔵王東北遠征の様に山登りだけではなく、温泉やグルメや観光も充実させたいところ。

 

と言う感じで、色々と悩んだ挙句行く事を決心をしたんだけど、家から大山の登山口まで600kmもあり、なんと車で片道8時間もかかる。本当に一泊二日(車泊)で山を登ってそのまま帰って来れるのかとか、正直山登りよりも移動の労力や交通費の方が気がかりで。

これでガスって何も見えなかったり、予想より大した事無かったら本気で凹みそうでちよっと怖かったけど、

でも思い切って行ってみるとそんな心配は杞憂に終わったわけで

 

2月26日 日曜日

朝準備を済ませて富山を出発

本当は先週の祭日と有休を絡めて4連休にして、観光がてらまったりと鳥取に向かう予定だったんだけど、無慈悲にも悪天候となり中止に。

翌週の月曜がピーカン予報となった為、諦めきれずに急遽有休をとって月曜に大山を登る事に。火曜は仕事の会議で絶対休めないから、月曜の午前に登って午後富山に帰ると言うかなり無理がある計画

 

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北陸道をひたすら西へ。そして昼過ぎに福井を過ぎて舞鶴に到着。ここって日本海側なのに、何故か京都府って言うのがなんだか不思議


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・疲れて腹が減ったから昼飯。こうなったら海の幸か


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・かなりいい感じのとこやけど、どう考えても一人で来るとこじゃない。家族と来たかったなぁ。あぁ腹が減った


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・そしてやっとの昼飯は、名物らしいニシンうどんと、イクラ明太子丼。

ウマい、ウマすぎる!

もう鳥取まで行かなくても、大山なんかにも登らなくてもこの後どっかのサウナにでも寄って帰宅しようか


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・そして舞鶴から先は高速を下りてひたすら9号線を西に。今度は兵庫県の温泉街である湯村温泉に到着。鳥取市までそんなに遠くないけど観光と言う事でせっかくだから今日はここで風呂に入る事にする


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・この感じが温泉街って感じで素敵


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・下にお湯がじゃんじゃん流れてる


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日帰り温泉湯村温泉薬師湯。無色無臭のナチュラルな温泉でとってもいい感じ〜。サウナは一応あったけど、ミストサウナで水風呂も無くそれはチョット微妙


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・むーでぃー

 

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・さらば湯村温泉。ではそろそろ鳥取市に移動します


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鳥取にて、大学の時の友人と久々に再会。実は大学時代は広島に住んでおりまして。回転寿司を食べながらお互い近況報告。今日は海鮮三昧な日


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・よし、明日は早く登って早く家に帰れる様にがんばろう!

 

2月27日 月曜日

 

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・AM6:00 道の駅大山恵の里で目覚める。実は昨日鳥取市からこの大山の麓までが結構遠かった…


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・気付いたら本当に大山まで来てしまっていた


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・そして遂に大山とご対面!この辺りに雪なんて全く無いのに、何故か大山だけ白いと言う謎の現象


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・朝日を浴びながら大山へ


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・大山は独立峰で、たった1700mぐらいの山とは思えない異例のカッコ良さ。そして何故か大山だけ白いと言う謎の現象


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・AM7:15 ボチボチ雪が出て来たと思ったら、登山口のあるナショナルパークセンター付近に到着


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・平日だからガラガラかと思ったのに結構混んでるし。駐車場の警備の人曰く、今日は今年の平日で一番多いと言ってました


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・大山は未知過ぎてほぼ知識ゼロなんで、準備をしながら駐車場の山岳警備のおっちゃんに山の様子とかルートの事とかを色々聞いていると、隣の車にいた大山慣れしてそうな50才ぐらいのスポーティーな感じの登山オッちゃんも会話に参戦して来た。

 

オッちゃんに冬期ルート?って聞かれて、へー、そんなんもあるんだって思いながら、

「いえいえ、大山は初なんで普通に夏山ルートで弥山へ」

と答えると、そのおっちゃんは

「まぁ最初はそうだよね、私は夏山登山道と反対側から冬期ルートで登って、行けたら剣ヶ峰まで行こうと思ってるんだけどね」との事。

それを聞いて例の立ち入り禁止区域の事を思い出し、

「剣ヶ峰ってそう言えば立ち入り禁止エリアだし行けるもんなんですか?」

って聞くと、

「大山は何回か来てるけど、剣ヶ峰を目指すのは実は今日が初だからなんとも言えないけど、冬は一応道があるし、今日は天気も最高で風も無さそうだからこの上ないチャンスなんじゃない」

と答え、すると山岳警備の人が

「夏は道が崩れるから入ったらダメだけど、冬は雪があるから一応剣ヶ峰まで行けるし、行く人もそこそこいますよ。でも良く滑落事故が起きてるし、昨日も落ちたからとてもじゃないけどおススメはしてませんけどね。本当は行ったらダメだけど自己責任ってやつですよ。でも今朝の情報だとトレースもあって雪も締まってるみたいだから午前中なら行けるかもね…」

その後も二人の間で大山専門用語的なのが飛び交い、僕は全く会話について行けず、完全にアウェイ状態に陥る。

詳しい事は良く分からんけど、実は色々とルートがあるみたいで、バリエーションルートでクライミングする人もいるみたいだし、ここって実はそんなに凄い登山スポットだったのかって、ポカンとしてしまって。


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・AM7:50 準備が終わってやっとでスタート。相変わらず朝の準備は苦手で遅すぎなんで


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・夏山登山口に向けて、参道みたいなところをてくてくと進む。色んな店っぽいのがあっていい雰囲気だけど、まだどこも開いてないっすわ


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・ツララだらけ。鳥取はそんなに寒くないのにここは寒い


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・豪円湯院。日帰り温泉みたいだし、ネーミングにも趣きがあるから今日の下山後温泉の候補にしよう


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・直進せずにあそこを右へ。登山口になかなかつかん


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・おぉ、これが有名な大山のモンベルかぁ。まだやってないけど


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・そしてこれから登る大山!ナイスです


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・夏山登山口のすぐ側にも駐車場があったとは知らなんだ。こっちに停めれば良かったけど、既に満車やし、来る時間も遅すぎたからどちみちダメやったわ


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・皆さん早速アイゼンをつけまくってますので、僕も真似して装着


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・そしていきなり登山口へ。道路脇の雪のとこから入っていくって言うのがなんか斬新


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・AM8:10 夏山登山道でスタートです。ボチボチがんばろー


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・入ってすぐ左


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・すると登り道開始。楽勝であって欲しい


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・入山届けのポスト、あります

 

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・まぁまぁ急な坂が続く


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・とりあえず一合目


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・ていうか地味に急。しかも始まってから全然途切れんし


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・1000m。て言うことは後700mも登るんか(汗


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・天気がいいせいか、実は暑くて汗ダクモード。風ほとんど無いしこんなに暑いの久々やし


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・しかも坂が弱まるどころかどんどん急になっていってますが


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・気付くと五合目


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・山の神さんとは?


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・その後も急登は途切れず…


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日本海米子市が見えた〜


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・そして遂に森林限界へ。ついでにかっこいい稜線もお目見え


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・六合目に避難小屋。かなり賑わってます


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・中に入ってる人もいます。僕は小屋に入らない派なので


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・北壁がイカ


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・そう言えば駐車場の警備のオッちゃんが、6号目から上はガチガチで風が強いよって言ってたから、みんなの真似をして僕もピッケルに持ち替える事に。確かに風も強まってきたからシェルも羽織ることに


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・結構急登。しんど(汗


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・6合目から上は景色がビューティフルフル〜


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・米子の弓ヶ浜の弧もいい感じで


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・登るのはクソしんどいけど、北壁と稜線がカッコいいから許す!


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・あっち側の稜線が冬期ルートなんかなぁ。今朝駐車場で会ったオッちゃんが、ユートピアと言う小屋からまわるって言ってた様な。良く見ると稜線上に小屋っぽいのがチョンって見えるし。


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・大山の夏山ルートは甘々かと思ったら全然そんな事はなく、ひたすらずっと急登の直登(汗。ずっと急だったから、久々に踵が靴ズレしとるやん


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・しんどいけど、振り返ると多少回復可能


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・もしやあれ山頂?


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・かと思ったら今度はだだっ広くなってみたり


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・海が見える山っていいよね〜。めちゃ天気良し


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・この雪に埋まった小屋、ネットで見たやつや。てことは

 

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・AM10:15 遂に伯耆大山の弥山に登頂完了!

日本百名山68座目

 

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・噂の剣ヶ峰が出現!ミラクル凄すぎなんで、近くにいたジェントルにシャッターをプリーズ

 

結局2時間ちょっとでここまで来れたし、まだ10時すぎだから直ぐに下山すれば昼までに下りれるはず。そうすればなんとか今日の夜には富山に帰れそう。全ては計画通りに推移

 

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・ていうか、本当に剣ヶ峰凄いなぁ。ちゃんと写真を撮りに少しそっちまで歩いてみる事に


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・こりゃぁヤべーわ。意外と剣ヶ峰に向かってる人いるし、フェロモンがハンパない…(汗


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・今朝駐車場で剣ヶ峰の話を聞いていた時点で薄々嫌な予感はしていたけど、やはり誘惑には勝てず…

これまでナイフリッジであんまり怖いと思った事は無いし、これも多分見た目騙しでこれまで通り慎重にやれば大した事はないでしょって思いながら


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・何かに手招きされる様にしばらく進むと早速第一関門へ。リッジの北壁側の面をトラバース。怖いっす


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・いかん、やっぱ本格的にヤバくなって来たかも(汗


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・あそこ激細すぎ。向こう岸であっちから来た二人が見守っております


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・上を歩かせるのかと思いきや流石にそれはなく、ここもかなり際どい感じのトラバース。助かった感じはするけど、足滑らせたら一瞬で下山出来そう(汗


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・えっ、まだあんの?こんどこそあの蟻の戸渡り的な上を歩かされるっぽい(汗。

こんなのカイジと変わらんやん…。前のおっちゃんは四つん這い気味でクリア

 

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・そして僕も息を止めて挑戦中…アンド、絶賛後悔中(汗


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・北壁側見下げ視点


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・南壁側見下げ視点


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・なんとか核心部的なとこを抜けた!もう危険はなさそう〜


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・弥山方面を振り返ると、挑戦中の方がチラホラ続く。またこれを通って帰るのかと思うと正直かなり気が重い…。やっぱ来るんじゃ無かったわ、景色なんて見てる余裕もないし


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・そしてなんとか剣ヶ峰へ〜


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・AM11:05 剣ヶ峰登頂完了!標識があるのか埋まってるのか良く分からんけど、とりあえず何も無い


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・僕の他にも三人の方が剣ヶ峰に登頂

 

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・山頂からは中国地方の360°大パノラマ。しかもじつば山頂の向こう側にも凄い稜線が…。トレースもあるから一応この先にも行けるって事かね

 

その稜線を眺めていると、その先からなんと今朝駐車場で会ったスポーティーなオッちゃんが出現。ユートピア小屋を経由して予定通りここまで来たのだとか。

僕が弥山への稜線がコエーからあまり戻りたくないと話すと、

「ここからユートピア側に下ってる人と何人かすれ違ったよ」

って教えてくれた。こっち側のルートは危ないですか?って尋ねると、

「天狗ヶ峰だけ気をつければそれ以外はそこまで危険は無いと思うけど、トレースもあるし」

とこっち側から下りる事を推奨。

僕の他の三人も僕と同じく弥山に戻りたく無いって言っていて、前進するか弥山に戻るかかなり迷っているご様子


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・スポーティーなオッちゃんは僕達にそう告げると、颯爽と弥山方面に向かって行きました。

 

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・行くか戻るか確かに迷う。なぜならこの先はどこをどう見ても安全には見えない。

でもさっきの稜線以上の恐怖が待ってるなんて考え辛いし、下りてる人もいるわけだし、勇気を出して行ってみますか。


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・なんだよ、全然細いじゃんか…


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・大山本当にハンパねーなぁ


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・この稜線を下りて行くっぽいけど、なんか危なくない?


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・地図曰くこれが天狗ヶ峰


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・剣ヶ峰を振り返ると、三人がまだ山頂に待機したままこっちを見眺めてます。もしかして僕の様子を伺ってます?


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・この辺がチョイ危ないって聞いたけど


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・確かにまた細くなって来た…


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・うーん、危ない!


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・うっひょー、コエ〜!ナイフリッジと雪壁のコラボなんて結構斬新じゃない?

いきたかないけど、もう引き返す気も起きんから腹くくってクラムダウンで行ってみるわ…


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・格闘の末なんとかクリアして安全な場所まで来れた。

助かった、マジで怖すぎた…。長いし、落ちたら終わりやし、しかもナイフリッジのクライムダウンからの横ばいトラバース複合になり今日集中力をほぼ使い果たした。ここ、登るより下る方が多分怖い。でも久々にアドレナリンがドパーってなって…


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・来た道を見上げて余韻に浸っていたら、山頂にいたオッちゃんも遂に下りて来た。頼むから落ちませんように


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・もうお腹いっぱい。これ以降は何もない事を祈る。目の前の尖ったとこが多分P1636って言うモダンは名前のピーク?

 

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・天狗ヶ峰を見上げると、さっきのチビリポイントをオッちゃんがクライムダウンしております。


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・すると後から剣ヶ峰にいた同年代ぐらいの男女も来ました。こっに来るかかなり迷っておられましたけど来られたのですね。結局全員こっち側から下ってます。


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・三人が下りてくるのを眺めてたらハラハラドキドキして玉シュンしたんで、見るの中止して先に進む事に

すると先から登って来る登山者が。剣ヶ峰を目指しているのでしょうか


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・スキー板がパージされております。さっきの人のかも


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・この先のピークっぽいのが象ヶ鼻で、更に向こうのピークが三鈷峰(さんこほう)?


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・剣ヶ峰と天狗ヶ峰を何度も振り返る


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・はい、すみませんでした


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・PM12:02 そしてユートピア避難小屋へ。その先は三鈷峰。もう怖い目に遭いたくないし、靴ズレも痛いし、腿も攣り気味でなんか変だから三鈷峰はパスでお願いします


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・下るにはどっちに行けばいいのかと思ったら、北壁の斜面の中央方面から人がトラバースしながら登って来てまして


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・どうやらこっちが下山道らしい。なんかいかにも雪崩そうな感じだけど大丈夫なんかね


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・こっち側からも結構急登なんで登るのも大変そう。皆さん何処の山を目指しているるのだろうか。やっぱ剣ヶ峰?


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・谷底に吸い込まそう


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・トラバースめんどくせー。地味に足にくる。ガラスの腿にボチボチお迎えが来てまして


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・そして何より雪崩が心配。気温が上がってきて結構暑いしヤバいんじゃないの。雪のちっさい粒みたいなのがコロコロ転がりまくってるし…。ナイフリッジとか雪壁の次は雪崩っすか?


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・真ん中の稜線を目指して逃げる様に進む

 

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八ヶ岳みたいな風貌。でも1700mしかないから、リトル八ヶ岳命名


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・今朝の弥山への直登もキツかったなぁ。大山楽勝って言ったの誰なん?


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・この稜線をひたすら進めば下山出来るっぽいけど


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・稜線の遥か下を歩いている人達が。もしかしたら無理矢理ここからあそこに下りてしまった方が、下山が楽かもしれない


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・すると案の定下まで行くトレースを発見。でもミラクル急でまたもや壁みたいになってるから、慎重派の僕はここもクライムダウンで下りる事に


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・クソ長かったけど、なんとか下りて来たとこ。もう足がダメかも(汗


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・雪原みたいなとこをホイホイ下りながは進んでいると、登山玄人みたいなオジ様とすれ違い、話しかけられる。

「どっこから下りて来たの?」

と聞かれたので、怒られるのを覚悟でミヤマを登って剣ヶ峰を経由して来ました、と答えると

「弥山は、ミヤマではなくて、ミセンだよ」

ってつっこまれつつも

「初めて大山に来て、縦走してくるなんてなかなか凄いですね」

とお褒めのお言葉を頂きました〜。いえいえ(謙遜)

更にこの辺りは雪崩が良く起きる場所だとレクチャーを受けたので、やはりとっととこの場から退散する事に

 

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・大山ってどこを切り抜いてもめちゃくちゃカッケー


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・ズボズボでスノーシューが欲しくなる年頃


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・リトルデブリ


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・本当にいい天気でラッキーすぎた


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・登山口?


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・凄そうな人達が、北壁を見ながら東稜がどうとか、西稜がどうとか作戦を立ててる様子。大山がこんなに本格的な登山スポットだったとは全く知りませんでした、はい


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・大山の全貌。北壁はえぐれててエグカッコエエ。ここは元谷って場所みたいで、ここからも弥山への夏山ルートに合流出来るらしい


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・後はのんびりと


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・PM13:15 建物が見えてきたらそこは行者登山口


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・大神山神社でアイゼンを外す


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・立派過ぎる


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・厳かで凛とした参道


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・思ったより広い。なかなか境内から出れず。どこから朝の駐車場に繋がるんかね


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・おっ、なんか見覚えのある場所


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・ここに繋がっていたんですね〜


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・PM13:40 何事も無く無事にナショナルパークセンターに帰還。おつかれ様でした


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・今日の大山登山は純粋に山登りとしてすんごい楽しかったです!

怒られそうですけど、今日は思い切って縦走しておいて良かったかもです。弥山の前に行かなかったら今頃後悔してそうで


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・14:25 豪円湯院で温泉に入ろうとと思ったけど、達成感と疲労感からやっぱ少しぐらいサウナで癒されたくて、グーグルマップで見つけた大山から最寄りのスパに寄る事に決定。どうしても温泉よりサウナを優先してしまい勝ち

そしてスパに到着すると、なんとたまたまTVのサウナ愛でたいでやってた「湧くわく天然温泉ラピスパ」さんだった!

鳥取の有名サウナ施設で、こんなとこにあるなんて知らなかった。全然狙って無かったのに偶然偶然過ぎてミラクルラッキー


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・こう言うの貼りまくってるスパはサウナに力を入れてる証拠


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・サウナグッズも満載

早く富山ひ帰らないとヤバいからちょっとだけのつもりが、あまりの気持ち良さに調子に乗ってキッチリ3セット堪能。結局2時間ぐらい入ってました。

サウナも凄く良かったけど、ここの外気浴は椅子やスペースがとにかく充実していて、延々と外でボーッと出来ました。テレビで見たドーム型のサウナは今日は女性風呂の方でそれが若干残念


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・まともに昼飯食ってないからサ飯


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・ステーキ丼とオロポ(サウナドリンク)で乾杯!


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・オロポってこの量だと500円ぐらいのイメージだけど、370円なんて良心的な価格設定

 

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・ヤバい、流石に長居しすぎた、早く帰らねば。すると駐車場から大山が。何故か大山だけ白い謎の現象


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・今日は早く帰るつもりだったのにすっかり諦めモード。とりあえず鳥取市へ移動

 

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・何回も言うけど、大山がカッコよすぎて。鳥取人はもっと大山を崇めるべし


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鳥取市に戻るとせっかくだから鳥取砂丘へ寄ってみたり


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・日が暮れる寸前で滑り込みセーフ!


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・初めての鳥取砂丘。正直そこまで凄くも無く、意外と広い砂浜って感じ


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・サンダルが砂まみれになりながら走ってみたり。青春大爆発


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・そして癒される


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・PM17:50 夕日と大山

結局こんな時間になってしまった。適当に泊まって寝て帰りたいけど、明日は会議があるから本気で休めない(汗。ここから富山まで7〜8時間。夜のドライブで何にも見えんし、過酷過ぎるわぁ…。途中で仮眠するしかないか

 

今回は思い切って伯耆大山を登る為に鳥取に来ましたけど、中国地方にこんな凄い雪山があるなんて、冗談抜きで衝撃的。

学生時代に運転免許取って友達と大山に紅葉を見に行った事があり、あの時もデカい山だなぁと驚いた記憶がありますけど、あの時より今回の方が衝撃的。しかも雪のつき方もエグいし、こんな凄げな山が1700mしかないのも驚きで。

弥山を登るだけなら谷川岳ライクで行けますが、そこから先こ剣ヶ峰方面は別格で危険過ぎ。冬の八ヶ岳やアルプスにもこんな場所はなかなか無いと思いますので、軽いノリでは絶対行かない方がいいかもです。

大山といい剣ヶ峰といい最後のサウナといい、予想もしなかったサプライズの連続で、この冬の最後に思い出に残る山登りが出来て、遠路遥々ここまで来た甲斐がありました!

冬だけじゃなくて夏の大山もどんな感じなのか、それも少し気になる(遠いから多分行かんけど〜)

 

ではでは

 

【このブログの見方ガイド】

www.kyouyama.com

 

 

西吾妻山の白い迷宮で考えた

西吾妻山(標高2035m 日本百名山

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天元台スキー場リフトからピストンルート

登山日 2023/2/12(土)

総歩行距離 4.5km/累積標高差↑294m↓294m

体力度★★☆☆☆

危険度★★☆☆☆

絶景度 未評価

※あくまで個人的な感想と計測

 

【コースタイム 】

リフト終点→西吾妻山山頂(ピストン)

・登りCT1:29 →結果1:05

・下りCT1:18 →結果1:05

・トータルCT2:47 →結果2:10

※トータルに昼休憩時間は含まない

 

【登山口と駐車場】

天元台ロープウェイの湯元駅付近に300台程停めれる無料駐車場アリ。トイレもありましたけど修理中でした。

 

【地図等の詳細データはヤマップにて】

https://yamap.com/activities/22437633

 

西吾妻山の白い迷宮で考えた

 

真っ白で先も殆ど見えない中、僕の周りをスノーモンスターと呼ばれる木々が取り囲んでいて、その間を一人で淡々と進んでいた。

前が良く見えないからサングラスを外すとその白さは一段と増してもっと見えなくなった。

この白い短調な風景はいつまでも変わる事が無くエンドレスでループし、僕の方向感覚を奪って麻痺させていく。この状況で地図代わりのスマホの電源が落ちたら、或いはスマホを落としたら、僕は間違いなく遭難する。

北なのか南なのか、右なのか左なのな、上なのか下なのか、そんな何がなんだか良く分からない空間を進み続けると徐々にある種の高揚感みたいな物に包まれていて、気づくと、来るじゃなかったとか、景色が見えないとか、登るのがしんどいとか、なんて言う後悔やフラストレーションみたいなものは自然と無くなっていた。

今僕を包んでいるのはとても穏やかな恐怖感だ。

不安とか怖いとかみたいな良くある感覚とも違う。五感を全部もぎもられて、第六感だけでここにフワフワとただよっている様ななんとも言えない感覚。日常生活では絶対に味わう事が出来ない感覚。

 

今年の冬も登山者やバックカントリーの遭難や事故が後を絶ちません。

僕はそれは仕方のない事だと思ってます。

行く人に行くなといってもやめるわけないですし、自業自得と言う言葉がピッタリなのかもしれません。

ネットやSNSでそれを責める人もいますが、でも山もまともに登った事の無い様な赤の他人が、山を舐めるなとか、自己責任がどうとか、捜索費用全額負担だとか、税金の無駄遣いだとかよく分からない正義感と持論を展開して講釈を垂れるのも如何なものかと。みっともないし、かっこつけて他人を叩きたいだけなら他でやってくれとも思えてしまいます。本当に嫌な時代です。

本当の山屋や救助隊の人はきっとそんな事言いませんし、思ってませんよ。なんでかって、それはみんな山が好きで、山で何かあるかもしれない、死ぬかもしれないと言うリスクを承知の上で山に向かっているし、それでも山が好きで山にに登りたいって言う気持ちをお互い良く理解しているし、応援したいからではないでしょうか。

それは三歩さんが、良く頑張ったね、また山においでよと笑顔で声をかけてくれるように。

僕もそんな悲しいニュースを見ると、本当に残念だったね、運が悪かったね、でも楽しかったんでしょって、いつもそう思ってしまいます。

雪山やバックカントリーをやる人なんて、ましてやソロで冬山に入る人なんて、素人なんていませんし、自分の実力を過大評価して過信する人もいますけど、他人は舐めても山は舐めてない気がします。

もし自分に何かあれば、家族や捜索する方や会社の人にご迷惑をかけるかもしれませんが、そうなったら心から謝罪するしかありません。だからそうならない為にも精一杯頑張るし、きちんと対策をして山に向かうわけで。

でもベテランの人が時々山で亡くなってしまう様に、事故なんて上手い下手だけでなく確率の話だと思うので、どれだけ対策したところで何かが起きる時は起きてしまうんですよね。

僕もそんなに危険な登山はしていないつもりですけど山に行く頻度は高いので、多分ウチの奥さんも娘も、いつか僕が山でいなくなるじゃないかと覚悟はしてる様な気がします。

でももう山に行かないでくれとか、やめてくれとか言って来た事はありません。

奥さんは僕の性格を良く知っているので、僕から山を取り上げたら仕事とかのストレスとかで情緒不安定になって、今よりもっと酷い生活になるじゃないかと思っている様な気もします。

昔の仕事やゲームばかりしていた僕よりも、山登りばかりしている今の方が全然マシだと言ってくれてますし。

だから家族に感謝もしているし、そのかわりに安全第一で山へ出かけ、仕事もかんばらなきゃいけないし、山以外の趣味や娯楽は極力やらずに、お金も山以外に使ったりするのは控える様にしているわけで。

でも山で死ぬ時は、頼むからちゃんと発見されるとこにしてくれと言われてます。じゃないと家のローンがチャラにならないですからね。

 

 

 

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蔵王山に登った翌日、道の駅米沢で二泊目の車中泊をしたが、やはり寒すぎて朝目が覚める。

本日は日曜日。普通に観光してゆっくり富山に帰ろうと思ったけど、天気予報が良さげなので昨日蔵王山と迷った西吾妻山にも行ってみる欲張りプランを実行。

 

西吾妻山蔵王山と同じく日本百名山でまだ未踏な上、三時間ぐらいで登って帰れそうなので。お気楽ピークハントにもってこいと言う事に気付きまして。

しかもこの山でもスノーモンスターも見れるっぽいし、山を登っても昼頃に下りてくればわりと早めに富山に帰れそう


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・目が覚めた時はマイナス9度で車の表面が凍りついてた…。そりゃ目も覚めるわ(汗


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・今日は天元台高原に向かいがてらセブンで朝メシ


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・正面に連なった山々がたぶん吾妻山連峰かと


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・おサルな看板


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・AM8:40 なかなかいい雰囲気の白布温泉を抜けると天元台のロープウェイに到着


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・少し手前の駐車場からロープウェイ湯元駅へ歩く。駅のすぐ横の駐車場は既に満車っぽくて


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・あぁぁ…、昨日の蔵王に続きここのロープウェイも大行列(汗


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・しかも上の方が強風で、ロープウェイの本数を減らして、乗車人数も減らして、減速運転までしてるらしくて、まったく列が動かない始末…


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天元台の麓の白布温泉マップでも眺めながら。朝からスキーと登山客で溢れてました


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・今日もガッツリリフトで上まで行って、サクッと西吾妻山登って、サクッと写真撮って帰る予定。ちなみにロープウェイとリフトの往復券が4200円なんてちょっとお高い様な…


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・AM9:25 やっとロープウェイに乗れました。どんだけ待たせるんよ


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・まだそんなに風は感じませんけど。今日の山は大した危険はないはずなんで、風が少し強くても特に心配はしておりません


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天元台高原スキー場に到着。でも確かに結構風が…。リフト大丈夫かなぁ。頼むから止まらんでくれ


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・ロープウェイのお次はリフトへ


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・リフトは実は三回も乗ります。延々とリフトな感じ


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・最後の「つがもりリフト」がめちゃくちゃ長かった。こんだけロープウェイとリフトに乗ってればチケットが高くても仕方ないと思える。

あまりにもリフトに乗り続けるから体が冷えて寒くなってきたし


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・しかも気づいたら青空がなくなっているではないか…。ゴリゴリの曇り空で辺りがどんどん灰色に暗くなっていく始末。リフトで引き返して来る登山者もいるし…。これって実はヤバいんじゃない?


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・AM10:05 そしてやっとで登山口へ到着。ちょっ前に見た青空なんて一欠片も無く、真っ白(汗。

しかも結構風も吹いててリフトの職員の人に、もし山登られるならかなり悪天候なんで早めに切り上げて欲しいとの事。リフトは15時までだけど、天候が悪化したら早く終了するらしく。

ちなみに前にいる登山のグループは登山は諦めてスノーシュウとかしまって帰り支度をしている模様(汗


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・これまでの経験から察すると、このガスり方は夕方まで絶対晴れないパターンかと。

今回は山頂までの距離は短いだろうから行こうと思えば行けそうな気もするけど、真っ白で何も見えないのは確定でしょうね…


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・リフト駅で行くか行かないかひたすら葛藤。スノーシューを装備してストック出してスタンバイしたものの、やっぱり行くのやめてザックに片付けてみたり…。何やってんだオレ

こんなガスガス景色を拝む為にロープウェイリフト代4200円なんて。マジでなんかの間違いであって欲しい…。

しかもここは日本百名山。滅多にこんなとこまで来れないんだから、景色は諦めたとしてもなんとか百名山ピークハントだけでもすれば元は取れるはず。でも絶対つまんなさそうだし、危険な匂いしかしない


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・AM10:35 上がって来た登山者はリフトで引き返している人もいれば、こんな天気でも山に入って行く人もボチボチいたり。

山に誰も人がいないわけではなさそうだし、西吾妻山なんてなかなか来れないから、とりあえず様子見ながら行けるとこまで行ってみるか。と言う事で渋々スタート


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・なんか雲が流れているし、たまに青空も見えるし、もしかしたら晴れるんじゃない?


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バックカントリーとかスノーシューの人が殆ど。この雪でアイゼンは流石に辛い。

なんか晴れそうな気がするし、帰らなくて良かったと思っていると


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・期待も虚しく本格的にガスって来ました(汗

スタート時間のロスを挽回する為に、急ぎ気味に何人か抜きながら進んでいると、気づくと辺から人の気配は無くなり、トレースもかろうじて一筋のスキーの跡だけ


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・しかもスマホで地図を見たら、なんと通常の登山道と全然違うところ歩いてて…(汗。さっきまで後に何人かいたはずだけど…誰もいない。


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・登山道ではなくても、GPSによるとここをひたすら登り進めば山頂に行けるはず。

この先はまあまあ急だけど、地図の等高線を見ると崖とかよじ登るとこは無さそうだからなんとかスノーシューのまま行けるはず


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・なんとか坂を登りきると、マジで何も見えなくなった…。

ちょっとヤバめ。ここまでホワイトアウトするのは久々。足場を確認しながらスノーシューでズボズボ進む。山頂まで後三分の一ぐらいのはず


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・少しなだからかに。風とかは吹いてるけど昨日程気温は低くはない。すると先の方に人の気配が


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・山頂は近いはずなのにどっちに行っていいのか分からずに立ち往生してるバックカントリーの人達に遭遇。何故か全く動けなくなってます

 

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・確かにコレは分からん。スマホの地図をチョイチョイ見るものの、ルートや方角が安定せずウロウロ…


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・本当にここは山頂の近くなのか…。スノーモンスターらしき物に囲まれて、進めど進めど景色は変わらず。それはまるでエンドレスループのダンジョンの様で

方角もスマホをまめに見ないとさっぱり。トレースなんて一欠片もないけど、でも確かにこっちなんだよなぁ。

さっきのバックカントリーの人達もいなくなって、また一人に。凄い不安感に包まれながら道無き道を無理矢理ひたすら突き進むと


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・するとガスの中から突然現れた男女二人組に、ここが山頂ですよと告げられる


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・えっ、ここが山頂? 地図で見ると間違いなく山頂っぽい

 

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・AM11:40 とりあえず登頂完了!

日本百名山67座目はミラクル虚無!


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・何も見えないけど山頂は広い雪原の様で。この状況の中ウロウロしてると三人の登山者を発見


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・話によるとたぶん標柱はこの辺との事。でもそんなもんは無く。

どこまでも連なるスノーモンスターとか、磐梯山とか、冬の裏磐梯の湖の写真とか撮れるの楽しみにしてたのに本当に見れなくて残念で無念。

でも無事ピークハント出来ただけでもマシと思いましょう


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・自分が来た方向とは全然違う方へ去って行く人。あの人は大丈夫だろうか。その前に自分の心配をしなければ


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・さっさと下山。ホワイトアウトなままなので帰りも気が抜けない。来た道の軌跡をたどって戻るのが賢明


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・するとなんか見えて来た。こんなの来る時は無かったし。しかも地図を見るとこの近くに神社があるっぽくて。今日全然まともな写真撮ってないからちょっと写真撮りに寄ってみるか


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・もしかしてコレ天狗岩?


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・どこをどう見ても神社には見えず。来て損した


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・さっきの場所に戻ろうとしたら、全然違う方向へ進んでるし。少し気を抜くとこうなる


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・ここは一体どこなんや…

 

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スノーシューじゃなかったら登頂出来なかったし、身動きとれんかった。助かった

 

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・一瞬だけ辺が明るくなった〜

 

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・今日一の青空!

 

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・でもまた白い迷宮へ逆戻り


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スマホの電源がもし落ちたら真面目に遭難だわ。昔、吾妻山連峰遭難事故とかもあったわけだしね。

この気温ならスマホ落ちてもおかしくないけど、スマホは新しいしから寒さには強いし、予備バッテリーもあるから多分大丈夫だと思う。でもアップルウォッチの方は既に御臨終で…。

もし遭難したら死んでも助かってもきっとネットで叩かれるんだろうな。


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・この看板も初見。でも実は冬期の登山道である事が判明


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・元の樹林帯のトレースに戻ってこれた〜。多分もう安心。ほっと一息


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・今日一の変わったモノに遭遇


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・PM12:45 リフト乗り場に無事帰って来たよん〜!


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・散々だったけど、なんとか百名山ピークハント出来て良かったし、つまらなくもなく、これはこれで貴重な体験と経験を積めた気がする


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・帰りはまた長い長いリフトの旅。スキーの人達はかなり長距離滑れてさぞ楽しいやろなぁ


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飯豊山かと思ったけどどうやら違うっぽい。多分あの山のもっと先なんだよね。栂峰とか言う山かな


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・ロープウェイ乗り場の横にあんなに小屋みたいなのが沢山あったとは


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・ロープウェイを待っていると玉こんにゃくらしき物が売っていて


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・もちろん食す。熱々でウマし!こういうご当地っぽいのいいなぁ


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・何も見えなかったからコレで山を眺めて我慢


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天元台のすぐ側の白布温泉に寄ろうと思ったけど、やはりスキー客で混み気味だったからとりあえず退散。米沢方面に戻りがてら少し離れたとこの小野川温泉と言うとこに寄る事に


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・なんかとてもいい雰囲気


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・予想に反して本格的に温泉街


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・小さい公共浴場もいくつかあるし

 

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・温泉街を散策した後に選んだのはココ。「登府屋旅館」さんへ

日帰り湯は15時かららしく、それを待つ事に。

やっぱ温泉は旅館とかホテルの日帰り湯がクオリティーが高くて人も少なくて間違いない。二日連続サウナったから、今日はマッタリ温泉を堪能したいところ

 

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・結果、少し硫黄が香る湯の華たっぷりの本格的な素晴らしいお湯でした!久々に温泉に凄い感動した。広い浴槽に自分と知らないお兄さんしかいなくて、静かにゆっくり浸かれました。本当に感動した〜。女将さんも丁寧でいい人でした!ありがとうございました。


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小野川温泉のお湯。最高です!奥飛騨温泉みたいなとこで素晴らしいですね


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・あぁ、富山までミラクル遠い。。明日仕事やしがんばらないと…


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・帰りに昨日の蔵王山を拝みながら

 

東北雪山三昧の二泊三日車中泊の旅がついに終わりました。今日の西吾妻山は散々で少しヒヤヒヤしましたけど、まー冬の天気なんてこんなもんでしょ。

しばらく更新出来て無かった百名山も一気に二つも登れたし、蔵王山も凄く楽しかったし、サウナも温泉も堪能しまくったし、ご飯も美味かったし、はっきり言ってお祝いでもないのに贅沢すぎでした!

普通に暮らしてたらこんな経験なかなか出来ません。やっぱ登山っていいなぁって久々に実感。辛めの登山もいいけど、色んな土地を訪れてこれぐらいの労力で山登りをするのがちょうどいい気がする。もう結構年だしなぁ、なんて。

今年の冬の目標と言うか、温めてきた計画を無事に実行出来て本当に良かったし、今シーズンの冬は満足です

 

ではでは

 

【このブログの見方ガイド】

www.kyouyama.com

 

蔵王山で白いお釜と極上サウナ

蔵王山 熊野岳(標高1841m 日本百名山

刈田岳(標高1758m)

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蔵王ライザワールドからピストンルート

登山日 2023/2/11(土)

総歩行距離 10.2km/累積標高差↑451m↓768m

体力度★★★☆☆

危険度★★☆☆☆

絶景度★★★☆☆

※あくまで個人的な感想と計測

 

【コースタイム 】

リフト終点→刈田岳→熊野岳→刈田岳→蔵王ライザワールド

・登りCT1:50 →結果1:30

・下りCT3:00 →結果1:55

・トータルCT4:50 →結果3:25

※トータルに昼休憩時間は含まない

 

【登山口と駐車場】

蔵王ライザワールドに大きな無料駐車場があります。1、2月の土日祝日は協力金が一日1000円かかるみたいです。ちなみに僕は手前の離れた場所にあった無料の駐車場に停めて歩いてみました

 

【地図等の詳細データはヤマップにて】

https://yamap.com/activities/22409809

 

 

蔵王山の冬のお釜と極上サウナ

 

時間や社会にとらわれず、幸福に山頂に立った時

つかの間、彼は自分勝手になり自由になる

誰にも邪魔されず、気を遣わずに山を登ると言う孤高の行為

この行為こそが、現代社会に平等に与えられた最高の癒しといえるのである

 

僕の好きなドラマである「孤独のグルメ」の名セリフを山登り風にアレンジして言って見たけど、僕が一人で黙々と山を登る理由は正にこんなとこな気がする。

毎回誰かと山を登ってはしゃいでる人には絶対分からないと思うけど、山を一人で登る事の喜びに気づいてしまうと、いいのか悪いのか分からないけど、もう誰かと登ろうって言う発想がどんどん無くなって後戻り出来なくなっていく気がして。

一言断っておくと、僕は人と接したり飲みに行ったりコミュニケーションするのは好きだし、よく喋るし、多分孤独を好む人間ではない。だからこの感覚はあくまで山登りの時の話。

たまには家族や友人と山を登るのも全然アリだとは思うけど、それは自分の求める山登りとは全く別の行為であり、あれは単なる楽しいイベントの延長なんだと思う。

だから僕が山を登るのは、自分を癒す為の最高に自由でわがままになれる孤高の行為なわけです。

 

昔一人旅の良さが全く分からなくて、なんでわざわざ一人で温泉とか海外とか行ったり、なんで一人でしみじみと風景を見たり飯食ったりしなきゃいけないんだって思っていたけど、今はなんとなくその良さは理解出来る。

それはこれまで自分が酸いも甘いも噛み分けてきて、様々な経験を繰り返して大人になり、一人でないと出来ない事や、一人でないと楽しめない事、一人でないと感じられない何かがあると言うことを知ってしまったのだろうと言うのもあるし、誰れかと何かをしたり誰かといる事の喜びだけでなく、逆に苦しみやその弊害も知ってしまったからではないか。

 

今回の旅の趣旨は、本格温泉とウマい飯と百名山ピークハント。この冬の大遠征はこんなわがまま僕にピッタリの、この上ない贅沢な旅になったと言っても過言ではないかもしれなくて

 

 

と言う事で、今回はずっと行きたかった蔵王山を目指す事にしました。

せっかく行くならスノーモンスターとかが見れる冬に行きたくて、毎日天気予報をガン見しながら行くタイミングを見計らっておりまして。

でも分かっていたけど富山から山形はめちゃくちゃ遠い。午後半休とって14時ぐらいに家を出たけど、20時前に中継地点の会津若松にやっとで到着。

 

目的地はまだまだ先だけど、疲れたのでとりあえず風呂に入る事に


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・深夜0時までやってて、源泉掛け流しでしかもちゃんとしたサウナまであるとの噂で「富士の湯」さんに立ち寄りました。

すると入浴料がなんと450円!しかも評判どおり結構サウナにも力を入れていて、サウナも広くて水風呂も増設とかされて強化されてました。サクッと入るつもりがガッツリ3セット楽しませて頂き、明日の山登りの事も忘れていきなりサウナ三昧に。

また会津若松に来たら寄りたい温泉に決定!


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・サ飯も最高でございます〜。最先良すぎで逆にちょっと怖い

 

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・でもその喜びも束の間、今日の宿泊地である米沢の道の駅が遠い上、しかもメチャクチャ雪が積もりだしてなかなか先に進まなくて、かなり過酷なドライブに(汗


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・道の駅米沢の朝。かなり着込んで車中泊したけど、あまりの寒さに目が覚めた…


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・とても大きくて立派な道の駅米沢。今回の旅のベースキャンプはここになります


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・でははりきって蔵王に向かいます。すっかり雪国って感じでやっぱ東北っていいなぁと実感。富山はここまで雪積もってないし


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・ずっと雪上運転で神経使うけど、景色が素晴らし過ぎるから許す


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蔵王山の麓にある上山市に着いたのでまったりマックでブレックファースト。

蔵王山はサクッと登れてサクッと帰って来れそうな雰囲気なので、久々に遅めのスタートで行ってみたいと思います。

 

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・AM10:25  蔵王ライザワールドスキー場に到着

蔵王山麓駅からロープウェイで地蔵岳経由で登るか迷ったけど、刈田岳やお釜を経由しながら主峰の熊野岳を目指せるルートなのでこっちから行く事に。


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・予想以上にスキー客で賑わっている


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・下から歩いて登るって言う手もありそうだけど、今回は無理をしない癒しののんびりユルり旅なんで、リフトで上まで行きたいと思います


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・リフトチケット売り場の行列にハマる(汗。来るのが遅かった上に、この行列で予想以上に時間を浪費


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・やっとチケット買えた…。ちなみに二回リフトに乗るらしく、帰りは乗れないので歩きで下山らしいっす。料金は一枚600円


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・楽チンリフト。でも空に雲が多めなのがチョイ気になるとこ。今日ピーカン予報のはずなんだけど。


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・2個目のリフトに向かう


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・木に付いた雪ははまだ普通な感じだけど、スノーモンスターは本当に見れるんかね


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・AM11:05 やっとでスタート地点に到着です。11時過ぎスタートなんて流石に遅すぎるのでは…


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・今日は最初からスノーシューを装備


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・久々に気楽な感じでいい感じ〜。木がモコモコしてきた


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・木がいよいよ本格的にモンスター化して来た様子。でも想像より大きくないかも


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・どこまでもモコモコの木が広がっております〜


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・何故かガスって来ましたが…(汗


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・そして山形県に入ったもよう


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・のんびりスノーハイクって感じで気持ちええ〜。でもボチボチ登りがキツくなってきた


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・雪のオブジェと化したなんかの建物


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・スゲーモコモコでいい感じ!リフトっぽいのもモコモコ


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・ガスから現れる雪稜に見惚れる


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・楽しいけど結構登るから流石に疲れて来たかも


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・振り返るとこんな感じ。雲がちょっと残念やけどまたそれも良し


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・なんとか登りきりました。何だか良く分からないけどさっきのリフトの終点っぽい


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・PM12:00 この先に見えるピークが刈田岳。刈田岳が目的の人が多いらしいけど、刈田岳に登るのは後の楽しみにして


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・もちろん僕は更にに先の熊野岳へ。何故なら蔵王山の主峰は熊野岳なので。

でも他の人のログとか見てると、熊野岳まで行かずに刈田岳で引き返す人が意外と多かったり、なんとか熊野岳まで行けたぞ!って喜んでいる人とかもいたりするから、実はここから結構大変な事になるのかなぁ。

距離も短いからあんまり心配してないけど、稜線上に出るし、すぐ横はお釜だし、一応少し気を引き締めて行きたいと思います。

ちなみに熊野岳までここからコースタイムで1時間ぐらい。

余裕で辿り着ける事を祈ります


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・この先にお釜があるっぽいけど登山道からは結構離れてて見えない。どっかで写真撮りにお釜に接近しないとな


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・とりあえず登る。ひたすら登る。地図で見たら刈田岳から熊野岳の稜線は緩やかなのかと思いきや、地味に登る(汗


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・しかも風が強い、しザビ〜。どうやら鼻水が凍ってるっぽい。雲の流れも激しくてガスったり青空になったりを繰り返す。真冬って感じで


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・一瞬この登りの先に見える小屋っぽいのが熊野岳かと思ったけど(みんなそっちに向かっているし)


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・地図見たら全然ちがくて、山頂は今進んでいる方角からずっと左手の方。道とかトレースなんて殆ど見えませんが


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・来た道を振り返るとベリー雄大


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・特に大変な事はないけど、結構急登な感じでオッサンは普通に疲れてます(汗。歩けど歩けどなかなか熊野岳に着かなくて…。


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・ガスガスの中やっとで熊野岳山頂が見えて来ました〜。スーパー楽勝かと思って今日は余裕ブッこいてたけど、そこまでではなく、地味にしんどかったり(汗


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・これはまさかの神社の祠


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・モコモコ神社と撮ってもらった〜!いぇい


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・PM12:42 なんとこのスーパー地味な氷柱が熊野岳山頂。百名山なんだからもっと立派にすればいいのにねぇ。

とりあえず久々の日本百名山、66座目!


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・寒いしガスもアレなんでとっとと退散。せっかくだから来た道を戻らずに、さっき来る時に見えた避難小屋に寄り道


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・ザ、雪原


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・あれはまさかのオカマか


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・避難小屋が見えてきた


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・モコモコすぎて小屋なのかなんなのか良く分からんし


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・ではここからお釜に一気に接近して写真を撮りに行きたいと思います


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・タイミング良くガスが抜けてきた〜

 

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・グレイト!冬のお釜をゲットです。確かに凄い迫力。とりあえず交通費の元を回収


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・あっちの雲の中が刈田岳。ではまたスノーシューでてくてく戻ります。下りなんで楽チン


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・山頂に向かうピープル


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・労力といい、景色といい、気楽さといい、オッサンは毎回こんな感じを希望します。


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・下山ルートからちょっと離れてるけど、もちろん刈田にも寄り道


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・地味に歩かされるし、地味に登らされる。なんか建物も見える


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・鳥居っぽいのが見えて来た


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・ボアのフリースを着てる風のモコモコ鳥居

 

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・PM13:40 刈田岳に到着しました!


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熊野岳よりもこっちの方が主峰感が漂うのは気のせいか


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・刈田だけにも寄り道して大正解!とってもキレイ


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・ちょっと遠いけどここからもお釜見えますし〜


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・じゃあ帰ろう。ハヨ温泉入りたいわ


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・ガスがエグめになってきた


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・スノーモンスターは見れたけど、正直思った程では無かったかもです


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・そこまで大きくなかったスノーモンスター達。

雪が積もりすぎて木の背が低くなってんのかね。


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・下山のゲレンデ下りはスキーヤーに見下されている感じがして本当に虚しい。本当にイヤ。何が楽しくてゲレンデを歩いて下らなアカンのよ。

ちなみに氷瀑見に寄り道する予定が、ゲレンデを下りてる最中に思い出して面倒臭いから断念。


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・PM14:50 ゴール!とても楽しかったっす!

登山だけでなくてスキーも特訓した方がいんじゃないかと真面目に悩む40代半ばのオッサン

 

と言う事で

蔵王と言えば温泉。下山後車でマッタリしながらネットで蔵王温泉を物色してたら、なんと駐車場からすぐ側に謎のサウナ特化型温浴施設を発見…。気になって調べたら、かなりサウナが素晴らしいらしく、サウナーの間で有名みたい。

でもサウナは予約制で予約表見たらもちろんこの日は当たり前だけど満員。キャンセル待ちも出来るらしいので、とりあえずダメ元で仮予約して他の温泉も調べていると、

 

なんと奇跡の空きの連絡が!!


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・と言う事でもちろん行って来ました。予約制サウナの「高源ゆ」さんへ。蔵王の本格温泉も捨てがたかったけど、プレミアム感のあるサウナの誘惑には勝てず…。

建物も凄いナチュラルで雰囲気があって今風のオシャレすぎる建物


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・温泉のみなら800円で予約無しで入れるけど、サウナ付きにすると予約が必要な上に更にプラス800円で2時間制。でも本格サウナと思えばそんなに高く無い料金設定。


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・入って来ました。中をお見せ出来なかったのが本当に残念ですが、

いやー、本当に本当に本当に素晴らしいサウナだったわ〜!って感じです。

サウナ室は5人程度で広くはないけど、清潔感があってセルフロウリュウもあって、狭いからロウリュウしたらギンギンに蒸されまくって最高でトリップしそうだった。

しかも水風呂も適度な深さと広さで温度もめちゃ冷たくてキンキン。外気浴のスペースは木板張りに囲まれた木の香りに包まれた半屋外空間。椅子もボリューム感がありゆったり出来て、自然と雪景色と一体になれる癒し過ぎる空間でした。

予約制なのでそこまで混んでなくて、客もガチっぽいサウナー達ばかりだから、マナーも良くて私語とかもして無く、ゆっくりと瞑想にふけれた。間違いなくこれまで入って来たサウナのナンバー3に入るクオリティ!

蔵王山も良かったけど、山よりも正直このサウナに心底感動しました!

山登って来て下山して、すぐにこんなサウナに入れるなんてちょっと凄いかも。

なんて幸せ過ぎる日だ〜


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・富山は遠いし明日は日曜だから、今日は無理に帰らずにまた米沢の道の駅で寝て朝帰る事に。道の駅に戻りがてら米沢の夜の街に出てとりあえず夕飯タイム。

米沢と言えば米沢牛米沢牛が手軽に楽しめるとの事で「ミートピア」さんを訪れました〜


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・繁華街も飲み屋とかいっぱいあっていい感じだったし、ホテルを予約して飲みまくりたいとこなんだけど、特になんかのお祝いし、そこまで贅沢をする必要はないかなと思い、今回はやめときました。すると


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・待ってましたの米沢牛

米沢牛焼肉定食にしましたけど、なんか久々にめちゃくそウマいもん食った気分!高級お肉って当たり前だけど、とろけるしウマいし、そして幸せな気分にさせてくれる。

マジで酒が欲しい〜(我慢


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・と言う事でまた道の駅米沢へ帰還。社内でチューハイを飲みながら明日の予定を考えながら就寝。

明日はそのままゆっくりと富山に帰るのもありだけど、せっかく遠路遥々こんなとこまで来たんだしなんか写真映えしそうな観光スポットでもないかなぁなんて思いながらネットサーフィン。

 

とりあえず山といい、冬の絶景といい、サウナといい、飯といい、今日は久々に贅沢過ぎる一日でした!毎回こんな感じだといいんだけど、こんなことばっかしてたら痛風になりそう(汗

 

ではでは

 

【このブログの見方ガイド】

www.kyouyama.com

 

乗鞍岳が凍りついていた

乗鞍岳 剣ヶ峰(標高3026m 日本百名山

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休暇村からツアーコースピストンルート

登山日 2023/1/22(土)

総歩行距離 14.0km/累積標高差↑1435m↓1435m

体力度★★★★★

危険度★★★☆☆

絶景度★★★★★

※あくまで個人的な感想と計測

 

【コースタイム 】

休憩村→ツアーコース→位ヶ原→トイレ小屋→肩ノ小屋→剣ヶ峰山頂(ピストン)

・登りCT不明 →結果6:40

・下りCT不明 →結果2:32

・トータルCT不明 →結果9:12

※トータルに昼休憩時間は含まない

 

【登山口と駐車場】

休暇村乗鞍高原の横に乗鞍高原第7駐車場があります。登山者やスキーの方向けの無料駐車場で100台程停めれます。

車中泊するならここではなく手前の乗鞍観光センターの駐車場が公衆トイレもあっておススメです。

 

【地図等の詳細データはヤマップにて】

https://yamap.com/activities/22085372 

 

 

乗鞍岳が凍りついていた

 

昨年撤退したのは多分この辺りだっけ。まぁ、あの時は真っ白で何も見えなかったからなんとも言えないけど。

そんな事を考えたりして気を紛らせらながら雪の急登をズボズボと進む。上を見上げると極寒の地吹雪の先に真っ青な青空が広がっていて、もう少しここを登れば肩ノ小屋が見えてくるはずなんだけど、それが何故かなかなか見えてこない。

トイレ小屋にたどり着いた時点で体力はほぼ尽きていて、足もとっくにお迎えが来ていて半分攣っていた。だから今も正直立っているのもやっとだったし、ゆっくりとでも前進出来ている事が逆に不思議だった。

数歩進めばすぐに息が上がって胸が苦しくなるし、足元に力が入らないし、それになんか気持ち悪い。空気が薄いのもあるんだろうけど、多分シャリバテも起こしている気がする。

風が激しすぎて冷たすぎて、立ち止まっているとあっと言う間に体が冷やされるから、休憩する事も行動食を食べる事もほとんど出来てなくて。

やっぱ来るんじなかったわ。

今年の冬のコンセプトとユルり観光ハイクと温泉旅行だったのに。なんでまたこんな展開になっているのか、本当に意味不明だ。

 

天候のせいとは言え、昨年冬の乗鞍を撤退してしまった事が地味にずっとに心残りだった。

今年は雪が少ないと聞いていたし、今日の天気予報はまあまあ最高な感じだったから、リベンジをするのには絶好のチャンスだと思って来てみたんだけど、昨晩に結構降り積もってしまったらしく、雪が予想より多く新雪で柔らかかった事と、風が予報以上に強烈だった事が想定外だった。

久々の山登りだからなのか、自分が弱ってしまったからなのか、たまたま体調不良なのか、そもそも厳冬期の乗鞍岳自体がハードなのか、理由は色々ありそうだけど、とりあえず今言える事はとてもしんどい。

こんなに澄んだ真冬の青空が広がっているのに、今回もまた登れないかもしれない、ずっとそんな予感に包まれていた。

 

誰もいない肩ノ小屋にたどり着くと、小屋は半分雪に埋まってびっしりと雪がこびりついていて、期待も虚しくまともに風を避けれそうな場所もゆっくりと座れる様な場所も見当たらなかった。けど、立っているのもやっとで、こんな状況で贅沢も言ってられないから目の前の雪の塊の上に腰を下ろした。

なんとかここまで来れたけど、流石にもう限界か。去年よりは先に進めたって言う事で、もうこれでいんじゃないかと自分に言い聞かせる。

それにとにかく寒い。体の発熱より冷気の方が勝ってるんじゃないか。汗なんて全然かいてないし。今ここは一体マイナス何度なんだろうか。この風のおかげで体感温度は更に低いだろう。何故自分はこんな場所にいて、こんな状況の中で生きていられるのか。低体温症とは一体どんな感じなんだろうか。今このまま寝たら死ねるのか、とか、寒いながらも座ったままなかなか立ち上がる気が起きず、ひたすらこの状況に耐えながらしょうもない妄想ばかりしていた。

今日はフル装備で来ておいて本当に助かった。これ以上冷やされ続けたら流石にやばそうだけど、まだザックの中にインサレーションがあるからそれを着ればもう少し寒さに耐える事は出来きるはずだ。少し露出した頬が冷気で痛むからシェルのフードのヒモを更に締め上げ、バラクラバのズレを直そうとしたら、バラクラバの口元部分は凍って固くなりガバガバになっている事に気づいた。

座ったまま横に目をやると巨大な剣ヶ峰な鎮座していて、山頂へ続く急斜面が太陽の光を浴びて何故か異様に光っていた。雪山ってこんなに光るものなのかとサングラス越しに眺めていると、遥か先の上方に豆粒みたいに登山者の三人が見えた。

三人ともソロで、今朝僕と同じく休暇村からスタートしていて、一人はスキー、二人目はアイゼン、三人目の人はスノーシューで登っていたような。スキーの人を先頭に、後者二人は途中で僕を抜いていった。僕はこんな状況に追い込まれて意気消沈して割とピンチなのに本当にタフな人達だ。それにしてもなんで三人ともシェルが赤いんだろうか。たまたまなんだろうけど、赤が流行ってるのかな。

 

さあどうする。ここから先は雪は少し浅くなりそうな気もするけど、山頂はまでそんなに近くはないし、勾配は一気に跳ね上がる。このまま進んで今の自分に本当に登りきる事が出来るのか。普通に考えたら引き返すべきなんだろうけど、でも我慢してこのまま進んだとしても、実は全く勝算が無いわけでもなくて。

何故かと言うと、いつも山を登っていて、体力の限界が来てもう動けないって状況にたまに追い込まれる時があるけど、すると不思議な事に予備電源みたいた物が作動して、あんなに辛かった体がスッと少し楽になってまたしばらく動き続けれるようになる事があったりなかったり。

体力が急回復したのか、何かの感覚か神経がシャットダウンして麻痺してしまったのか、リミッター的なものが外れたのか、自分の体に何が起きているのかはよく分からないけど、でもこれまでこの現象に何度も救われていて、多分今日もこのまま我慢して進めば多分またアノ現象が起きる気がする。

それにまだ時間はある。引き返すにはまだ早いし、苦しいのには慣れてるはずだし、これまでの労力を無駄にするべきではない。ここで撤退したらまた一年悶々と過ごすハメになってしまう。

そう自分に言い聞かせると、重く痛む腰を上げて剣ヶ峰の急斜面に向けて弱々しく歩き始めた。

 

それにしてもとんでもない坂道だ。夏の乗鞍には登った事がないけど、天候や雪でこんなに労力が変わるなんて。

雪で覆われてるせいか登山道らしきものは見えず、先行者のトレースも良く分からず、目印のピンテも見当たらず、どこをどう歩くのかさっぱりで適当だった。この坂を登るのは二回目になるけど、三年前に来た時はそこまで雪は無くて多分地面が露出してたし、山頂までがどんな感じで、どこをどう歩いたのかなんてそんな細かい事までは覚えてないし。

とか考えながら登り始めると僕はある異変に気付いた。

 

今までズボズボと雪に沈んでいたアイゼンがだんだんガリっ、ガリっと音をたて始めた。硬い岩の上をアイゼンで歩いている様な感覚になってきた。

そうか、標高の高いところは風で雪が吹き飛ばされるから雪が積もらずに岩や地面が露出しているのか。これなら少し楽に進めるかもしれないと思い、ちょっとホッとして気が楽になった。

でも斜面が日光で無駄に光り輝いているしやっぱりなんか変だ。僕はサングラスを外して地面を見た。すると地面なんて1ミリも露出なんてしてなくて、しっかり雪が積もっていて真っ白だった。そして太陽の照り返しに目を細めながら恐る恐る辺りを見回すとその光景に息を呑んだ。

地面が全部凍っている

これは雪じゃない、全部雪が氷結した氷だ。地面が氷に覆われていて、ギザギザの氷の棘みたいになっているとこもあれば、ツルツルの平面みたいになっているところもある。

この辺り一面だけではなくそれはどこまで続いていて、剣ヶ峰全体が雪と言うか白い氷の塊にみたいになっていて、山全体的が凍って太陽の光を浴びて光輝いている。部分的に凍っているのは何度かあったけど、ここまで見渡す限り凍ってるのは初めてかもしれない。

この光景を目の当たりにして僕はしばらく立ち尽くし、自然の凄さや冬山の恐ろしさを改めて再認識せざるを得なかった。

 

 

 

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AM6:45 休暇村の駐車場からスタート。深夜に家を出てからここに来るまでずっと雪が降ってて、道路に雪が積もってたりして運転が怖すぎた。引き返すつもりだったのにまさか無事に辿り着けるとは…。駐車場で作業中の除雪車に轢かれない様に


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・駐車場からすぐゲレンデらしき坂が見える。あそこから入山します


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・とりあえずツボ足で。一筋のスキーの後を追って


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・こんな坂でも久々のせいかすぐ疲れる


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・遥か向こうにモルゲン乗鞍


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・うーん、地味に歩きズレー。全然圧雪されてないしスノーシューつけるか悩ましい


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・こうやってみるととても遠い乗鞍岳。でも静かだし空気が凛として気持ちいいのも確か


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・AM7:26 三本滝レストハウスへ。リフトで登る場合はこの辺りが中間地点か


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・ここから本格ゲレンデに。まだ誰も滑っておりません


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・登山者はゲレンデの真ん中歩かずに、端を歩いてね!との事


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・ここから一気に急な感じに

 

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・朝日に癒されるわぁー


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・ツボ足でも行けそうやけどせっかくだからボチボチスノーシューを装着しちゃう


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スノーシュー着けてまったりしてる間に二人の人に抜かれた


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・大分登って来た風。既に綺麗な景色


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・ゲレンデは歩かないでね!再び

 

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・登山者はコチラからどうぞ、との事。なんか風が強くなって来たし。サミーっす

 

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・AM8:00  ちょうど2000m地点。リフトで上がれるのはこの辺までだそうです。でもまだリフト動いてない時間ですが。

地味に体力を消耗してお疲れ気味なのですが、でもここからがツアーコースの本番だったりします


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・いきなり雪のズボズボのゴリゴリ急登となり、無理矢理直登したらスノーシューが外れたりしてかなり手こずった(汗


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・雪モコモコの急登の連続。急激に体力を消耗してどんどん失速していく〜

 

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・でも乗鞍がさっきより大分近づいて来た気が。それにこの林道はとても綺麗なんです


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・剣ヶ峰の山頂付近がなんか吹き荒れてます。アレは結構やばいパターンでは(汗


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・この看板を見ると肩ノ小屋がかなり近そうに見えますけど、全く近くないのでご注意を


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・あかん、マジで疲れた(汗。スノーシューが重い。前の人に順調について行っていたのにジワジワ離されてるし


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・ルートがわけわからんけど、こっちで本当に合っとんやろうか

 

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・雪ぶけ〜


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・おっ、なんか開けたとこに出たと思ったら、よく見たらここ道路ですよね


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・斜面をトラバースしてると見せかけて、実は道路を歩いてまーす


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・その遥か向こうに登ってる人が。あっちからも登れるって事です。


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・なんかさっきから全然剣ヶ峰が近づいてない気が、しんどいです…


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・やっとで位ヶ原の大雪原へ〜。そしてなかなか絶景!でも極寒の風がバンバン吹いてます


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・この先にチェックポイント的なトイレ小屋が見えて来るはずなんだけど、歩けど歩けど全然見えず。

 

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・神々しく輝く穂高連峰。乗鞍からこんなに綺麗に見えるとは


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・もう限界です…(汗。正直倒れそう。なんか今日はダメっぽい。剣ヶ峰は無理かもしれない…


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・AM11:13 弱気でフラフラになりながらやっとでトイレ小屋へ到着。残りのHP僅かで危険信号。

トイレ小屋なのに山頂の様なこのもの凄い達成感は一体なんなんだろうか。綺麗な穂高も拝めたし、もう結構満足で

 

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・風が寒すぎてじっとしたくないけど、疲労感も凄いので小屋の横にうずくまってなんとかアミノバイタルを接種中

 

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・こんなとこで挫けたらダメやわ。クソ重いスノーシューを外してアイゼンへ。ついでにストックをピッケルにも持ち替える。これだけで身軽となり大分気が楽になった気がする


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・ダメっぽいけど、とりあえず肩ノ小屋まで行って考えよう。


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・壮絶…、とりあえず去年撤退したポイントは通過。どんどん失速中


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・剣ヶ峰デカっ!これを本当に登るのか?


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・やっとで肩ノ小屋が見えて来た。オッサンはもうとっくに限界を越しておりまして…


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・PM12:17とっても寒い肩ノ小屋。どこかこの風を凌げる場所はないのでしょうか


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・無かった(汗。もうウロウロするパワーも残ってないから。とりあえずその辺に座り込んで休息…。小屋が凍りついとる

 

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・PM12:25 ここから更に大変そうだけど、なんとか山頂へ向かう事を決心。でも流石に帰りも長いから14時を撤退のデットラインに設定。先に登ってる三人が見える


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・それにしてもなんでこの山はこんなにテカテカしてるんだろう…。サングラスの上からでも眩しいしけど、もしや…


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・地面の雪が氷化してる…。地面がガチガチでアイゼンが刺さりにくくて

 

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・雪に見えて全部ガチガチの氷!


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・先に登ってる人達がこの稜線を上まで行かずに横にそれてトラバースを開始。どこが道やらさっぱりです。なんかだんだん怖くなって来た。


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・僕もお言葉に甘えてトラバースを開始…。結構本格的なトラバース。足滑らしたら厄介なやつ(汗


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・しかも凍りついてツルツル(汗。アイゼンとピッケルを信じて確実にブッ刺しながら慎重に進む。


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・結構長いトラバース。あのピークの向こうが山頂ですかね


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・トラバースゾーンを無事クリアして再び稜線上へ。その途端に爆風にさらされて右側から風にグイグイ押されてる(汗

 

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・振り返ると絶景!


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・最高過ぎる穂高連峰


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・その横に笠ヶ岳へ続く稜線が


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・やっとで山頂が見えた!先行した人達が登頂するとすぐに引き返して来ました


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・後チョットや…。表面のボコボコした奴全部カチカチの氷。芸術的〜


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・すいません、くどいですけど本当に辛いです。活動停止寸前で(汗


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・PM13:30 冬の乗鞍岳登頂完了!昨年のリベンジに成功〜。肩ノ小屋で引き返さなくて本当に良かったな(涙


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・祠が凄い事になっとる

 

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・お馴染みの鳥居も。風の方向に向かってエビの尻尾は伸びていく仕組み。尻尾もカチカチです

 

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・年末に登った御嶽山。この前はあっちから見ていたのですね。御嶽と乗鞍ってなんか雰囲気似てるよね。

 

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・地味に雲海も凄いし〜

 

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・PM13:40 この絶景を眺めながらゆっくり飯でも食べたいけど、風と寒さがハンパなくて本気で身の危険を感じるので写真を撮ったらさっさと撤退


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・頼むから風さん横からグイグイやらんといてよ…。煽られまくってめちゃくちゃフラついてるし


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・またこのトラバースか…


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・面倒くさいから肩ノ小屋方面には戻らず、トラバースもせず、この急登斜面をそのまま下りてトイレ小屋を直で目指す事に決定。危ないのであまり良くは無いと思いますけど、でもミスっても死ぬ事はないと思うので。

しかもその斜面の下方から登山者が二人程直登してきて、山頂へのルートが分からないらしくて道を聞かれました。ここは登山道ではありません。

 

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・凍った斜面をガンガン下る。後続の人も僕の後に続いて下ってます…


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・下るにつれて雪が柔らかくなってズボズボに


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・気が引けるけどシュカブラな芸術を豪快にぶっ壊しながら


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・PM14:24 最後の方はラッセルしながらなんとか無事にトイレ小屋まで帰って来れた〜。

リフト組なのかスキーヤーなのか分からないけど、トイレ小屋のまわりにそこそこ人が増えていて。でも時間的に今から剣ヶ峰に行くのはいくらなんでもやめた方がいいと思いますが

 

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・流石にオーバーヒート中。やっぱり予想通り氷の急斜面を登ってる最中に予備電源が作動してくれてなんとか登れた気がする。自分の体の事は自分が一番良く知っていると言う訳で。


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・相変わらず吹き荒れる極寒の風。これが厳冬期って奴なんですかね


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・雪崩とかを除けばもう危険な事は無いはず。とっとと下山しましょ


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・スキー練習したいなぁ。どれぐらい上手くなれば山を自由に滑れる様になるんだろうか。でもまたその為に時間と金かかりそうだからやっぱ気が引ける


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・今年の夏こそは南アルプスを中心に攻めたいと思っております


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・ツアーコースは行きも長けりゃ下りもナゲー


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・なんか大勢の人が道の横に雪洞を作っていてとても楽しそうで賑やか。ここに泊まるってこと?


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・リフトは下りは乗れないらしいです。まぁ乗らないけど


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・あぁ、やっと休暇村に帰って来れた!


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・PM16:15 無事にゴール!

久々に過酷だったし、年末登った赤岳が可愛く感じました。

正月に買ったザックがやっとデビュー出来てとても喜んでおります。予想通り大きさもちょうど良く、ギヤの着脱もし易く、物の出し入れもし易く、凄く使い易い万能ザックでした!オールシーズンの主役になりそうな予感で楽しみです。現在ザックの断捨離中でございます。


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・今日は本当に疲れたし久々に良く頑張った!なのでご褒美にスパアルプスへ。やはり疲れ切って冷えきった後でのサウナは最高過ぎて病みつきなんです

 

年明け一発目の久々の山登りは冬の乗鞍にリベンジへ。

今回はお天気にも恵まれて、ガッツリ雪が積もった真冬の乗鞍を堪能。景色は絶景の連続で最高でしたけど少々辛過ぎたし寒過ぎたし、リベンジを果たしてもう気が済んだので、乗鞍には当分行かないと思います〜(行きたくない)

次の山登りこそは旅行気分でユルりと行きたいところですけど、どこがいいんだろう

 

ではでは

 

 

↓昨年冬の乗鞍岳を撤退した話

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